想い出の映画
私のとっておきの思い出の映画、というよりも映画俳優。
その人は、日活黄金時代の石原裕次郎、小林旭に続く第三の男「赤木圭一郎」
裕次郎はタフガイ、旭はマイトガイ、そして赤木はクールガイ、別名トニー(トニーカーチスに似ていたところからの呼び名)、そしてもう一つ、和製ジェームズ・ディーンとも呼ばれていた。
「トニーとジョー」として知られる宍戸ジョーとのコンビで「拳銃無頼帖」だけでも6作品。
「霧笛が俺を呼んでいる」、「錆びた鎖」、「俺の血が騒ぐ」、「紅の拳銃」など、どこか影があるニヒルな役が良く似合う、二枚目だった。自分の映画の主題歌も沢山歌っている。低音の渋い声で魅力ある歌声でした。
そして最後の映画「激流に生きる男」の撮影中の昼休みに、ゴーカートを運転していての事故で帰らぬ人となった。21歳のあまりにも早すぎる死であった。ジェームズ・ディーンが24歳で車の事故で無くなった6年後の事だった。今から60年近く昔のこと。
私は裕次郎の映画も良く観たが、赤木圭一郎のファンだった。あまりにも鮮烈で、そしてあまりにも衝撃的にこの世を去った21歳の俳優だった。ショックでした。「さらばトニー」という冊子も出版されたのを購入していまだに本棚にある。。
今でもファンがお墓をおとづれているということです。「赤木圭一郎を偲ぶ会」としてネットでサイトが存在している。
短い期間で20本以上の主演映画を残している。相手役は笹森玲子が多かったが、芦川いずみ、浅丘ルリ子、吉永さゆりとも共演している。
では又~~