幹部実践塾から帰宅後、疲れきってTVを見ていると、TBSで
『余命一ヶ月の花嫁』のドキュメンタリーが始まりました。
最初は何気なく見ていましたが、このドキュメンタリーは、長島千恵さん(24歳)が末期がんに冒されていた。そして、「がんと闘う自分の思いを同世代の人たちに伝えたい」と取材に応じてくれたことで始まったと知りました。
彼女が癌と戦っていく姿、それを支えるお父さん、そして病気を知っても『千恵は千恵だから』と交際を続けて励まし続けた彼氏の太郎さん、彼女の「ウエディングドレスを着たい。」という夢を叶えるために、結婚式場を探しまくる親友達の姿に本当に感動しました。
この番組を涙流しながら見ていて、いくつも感動する言葉がありました。
彼女が何気なく言った、
『明日が来るって奇跡なんだね。生きてるって奇跡なんだね。』という言葉の重みが、あたり前のことをあたり前に感じてしまっている自分には、感謝する事を思い出させてくれました。
また、彼女が彼氏に対するコメントを求められて、『愛してるとかそれだけじゃないし、かけがえのない存在でも軽すぎる。私が知っている日本語にはないんですよ。私にもっと文才があったらなあと思う。』と言っていた。
こんな彼女だから、彼も心から愛し続けたのだと思う。
そして、彼女が天国に逝ってしまった後、彼氏が、『自分がしてやれる事は全部やった。だけど、もうあと一日でも話をしたかった。』という言葉を聞いて、本当に愛情の深い、素晴らしい人だと思った。
彼は、彼女が亡くなった後も、週に1回彼女の家に泊まり、一人残されてしまった彼女の父親と食事をしている事を知り、本当に本当に素晴らしい人だと思いました。
彼女の母親代わりの叔母さんが、彼女は常々『私、病気が治ったらすごい人間になれると思う』と言っていたという。自分を支えてくれた人達への感謝やあたりまえのことの素晴らしさを解っている彼女だから言えるのだと思う。
これからも人生の中で、挫折しそうになることが何回も有ると思うけど、彼女を思い出して頑張ろうと思う。