ディズニーの最新アニメーション映画『シュガー・ラッシュ』に提供されたAKB48の新曲ミュージッククリップが、現地時間29日にワールド・プレミアが行われたハリウッドで初お披露目された。同ミュージッククリップは、沢尻エリカ主演映画『ヘルター・スケルター』で興行収入21億円のヒットを記録した蜷川実花監督がメガホンを取ったものだという。
音楽スーパーバイザーのトム・マクドゥーガルが、AKB48の総合プロデュースを手掛ける秋元康に作詞を依頼し、書き下ろされた楽曲「Sugar Rush」。「シュガー・ラッシュ」は、本作の舞台であるチョコレート、クッキーなど、カラフルなお菓子で彩られたレーシングゲームの世界の名前でもあるが、楽曲はそんな「シュガー・ラッシュ」の世界をイメージしたキュートでポップな仕上がりになっている。
蜷川監督といえば、ビビッドな色彩描写も作品の魅力の一つであるが、「AKB48史上一番かわいいいPV にしよう」と制作したという今回のミュージッククリップは、ソフィア・コッポラ監督の映画『マリー・アントワネット』をほうふつさせるパステルカラーが印象的。蜷川監督のこれまでの作品とは、また違った世界観が演出されている。髪を薄いピンクや水色に染め、お菓子に扮(ふん)するAKB48のメンバーたちの姿も、ファンの心をとらえそうだ。
AKB48のメンバーから大島優子は「わたしたちの楽曲『Sugar Rush』を、映画を通して世界中の皆さんに聴いていただけることが本当にうれしいです!」とコメント。高橋みなみは「世界中の皆様に応援いただけるようなグループに成長していきたいです」と抱負を語る。また、渡辺麻友は「まるで『シュガー・ラッシュ』のゲームのキャラクターになったみたいでした」と撮影を振り返り、篠田麻里子は「わたしたちのお菓子姿にも注目してください!」と自信を見せた。
現地の反応も上々で、『シュガー・ラッシュ』の製作総指揮を務めたジョン・ラセターは「こんな素晴らしいものは、見たことがない」と一言。メガホンを取ったリッチ・ムーア監督も「何より(AKB48の)パフォーマンスが素晴らしい」とし、音楽スーパーバイザーのトム・マクドゥーガルも、「パーフェクトだった」と楽曲提供を依頼した自身の選択に誤りがなかったことを確信したようだった。(編集部・島村幸恵)
映画『シュガー・ラッシュ』は2013年3月23日より全国公開
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