アイドルグループSKE48初の単独ドキュメンタリー映画『アイドルの涙 DOCUMENTARY of SKE48』の公開を控えるメンバーの松井玲奈が心境を語った。
「AKB48のライバルになる」ことを目標に2008年に結成され、一大アイドルグループへと成長を遂げたSKE48。本作では同グループの第1期オーディションから撮り続けられてきたという膨大な記録映像に、メンバーのインタビューや秘蔵VTRなどを加え、グループの6年間の歴史を生々しくひもといていく。
本作を観た感想を松井は「初心に帰る、という気持ち。すごくありがたいことだと思います」と笑顔でコメント。劇中では、SKE48の二枚看板である松井珠理奈との「ダブル松井」の対比や選抜総選挙の順位をめぐる両者の心の動揺なども克明に映し出され、「映像を観るのがつらいものもありました」と胸の内を明かす一方、「正直、他のメンバーもそうですけど、珠理奈に対しても何か特別なライバル心を持っているわけではないので、わたし自身は(比較されることは)それほど気にならない」ときっぱり。
選抜総選挙についても「人から評価されることって恐いです。でも、今はもう何位でも大丈夫って思っているんです。もう気にするのはやめようって」と心境の変化があったといい、「去年、呼ばれるのを待っている間、実はあまりどきどきしなくて、もっと楽しめばいいんだって。グループで何位というのももちろん大切だけど、自分が外に出て行ったときにどういう結果を残せるかってことの方がもっと大切なんじゃないかって思うようになった」と心の成長があったことを明かす。
映画ではメンバーの卒業も描かれるが、「誰かが卒業するたびに自分の卒業についても考えます。自分はいつなんだろう、自分は卒業したらどうなるんだろう、一人でもやっていけるのかなって考えたり。でも、若いメンバーにはできればそういう気持ちは持たないでいてほしい」と松井。「今年は自分のことも含めて、いろんなアイドルグループがいる中でSKE48というグループが生き残っていくためにどうすればいいか、わたしに何ができるのかいろいろ悩みながら精いっぱい頑張っていきたい」と決意を新たにしていた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『アイドルの涙 DOCUMENTARY of SKE48』は2月27日公開
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