ペンギン通信

一橋大学体育会バスケットボール部 公式ブログです。
記事は部員たちが書いています。

自己紹介 加藤開

2020-09-30 22:29:16 | 2020
皆さんこんにちは。4年生の加藤開です。4年目ですが、改めて自己紹介をします。

名前:加藤開
学年:4年 主将
身長体重:172cm 70kg
ポジション:SG
趣味:うんこちゃんの配信
苦手な人:つり舟勤務の人達


4年生となり、とうとうこの自己紹介も最後になりました。面白さを強要されるこのブログから解放されることは、嬉しいような寂しいような感覚です。


今回は、昨シーズンのピエロ集団こと絆チームについて書こうと思います。

(注 ややこしくなるので、ここでの絆チームとは僕と当時4年生の5人ということにします)


昨シーズンの5月から2回立て続けに怪我をし、大スランプにも陥った私を救ってくれたのは絆チームという愉快な5人組でした。先輩達がいなければ、僕はバスケットを続けていたかもわかりません…?


少し話が逸れますが、最近、吉見と水上がDFでコースに入っているシーンをちらほら見かけませんか?
あれ実は2人とも、僕の足を使っているからなんです。
僕は昨シーズン、吉見、水上の2人の足を踏んで靭帯を断裂しています。怪我をしたあの瞬間から、僕の右足は吉見、左足は水上の足とそれぞれ交換されてしまったのです。
それからというもの、僕の下半身は悲惨なものになってしまいました。
考えてみて下さい。右が吉見、左が水上ですよ。思った通りに動いてくれる訳がないじゃないですか。もうめちゃくちゃですよ。
その結果、僕はワンステップジャンプができなくなりました。


話を戻しましょう。内部から見た、絆チームの実態を皆さんにお伝えします。


①目標

絆チームの目標は

「6人でリーグ戦のコートに立つこと」

もうすでに面白いですね。とち狂ってます。

②スタイル

我々は常にAチームに勝利することを考えていました。しかし圧倒的なサイズ差があるため、どうしてもリバウンドが取れません。そこで、ある先輩が

「そうだ!2-3ゾーンをやろう!」

と提案をしました。もちろん、我々のチームは2-3ゾーンなど練習しておらず、勝手にスクリメージでやっちゃおう!というものでした。
それはチームとしてどうなんだ?という疑問が生まれたのですが、ある先輩がこう言います

「我々は自治国として動こう」

それ以来、絆チームのスタイルは自治というものになりました。


③くるくる

我々絆チームのPGは吉原さんでした。はっきり言って最高のPGです。いつか吉原さんと2人でお食事をしたいと思っているのですが、なんとなく叶わない気がします。

ある時、Aチームのオールコートプレスに引っかかり、運びでのミスが連発してしまいました。
当時の吉原さんはドリブルでボールをキープするとき、ロールを何度も繰り返す特徴がありました。僕は受けのタイミングが悪いため、何度もロールをしているのかと思い、スクリメージ後に吉原さんにいつボールを受けにいけばいいか聞きに行きました。
すると吉原さんは

「俺がロールしてる間は大丈夫だよ!」

と、言って下さりました。

それ以来僕はウイングのポジションで、吉原さんがくるくるしてるのをずっと眺めていました。

吉原さん、本当にあれでよかったのでしょうか?


④ゲシュタルト崩壊

絆チームのCである川村さんが、プレー中に突然止まったりする現象がたまにありました。本当に突然動きが止まってしまうのです。
その原因は明白で、絆チームの対抗相手のインサイドが吉見、水上の2人だったことでした。

川村さん視点でみると

水上のDFをし、吉見にDFされ、再び水上のDFをする…

不可解な動きをする2人に挟まれ続けることで、Cの動きがゲシュタルト崩壊を起こし、止まってしまっていたそうです。
確かに、止まる直前に川村さんは

「ハイポスト…ハイポスト…?」

と呟いていました。

今となれば、その気持ちは痛いほどわかります。僕も現在、両足がゲシュタルト崩壊を起こし

「右足を出す、右、右、右は吉見、右、吉見…?」

となっています。左足を出そうもんなら、水上がチラついてきます。おしまいです。

ちなみに水上はDF中に、川村さんの耳の穴に人差し指を入れたそうです。
はっきり言って理解できません。どう足掻いても、バスケット中に耳に指は入りません。もしかしたら水上もまた、何かが崩壊しているのかもしれませんね。


⑤うっしー
最高の先輩でした。総合商社に入社後、女性経験の乏しさから、同期内で浮いてしまっていないか本当に心配です。


以上5点が絆チームの内部事情です。
有名な話ばかりなので、聞き飽きている人も多いと思いますが、どうしてもこのブログに書き留めておきたかったため今回のテーマにしました。



最高のチームでした。一生忘れません。


さて、現在我々は屋外のコートで練習するという前代未聞の状況となっています。周りのチームではすでに引退した4年生もいます。

しかし、僕達は最後まで残る選択をしました。何もできなかった6月の時点で引退してしまったら、来年度以降のチームに何も残らないシーズンとなり、それ以上に、僕達4年生の中にも何も残らなかったシーズンとなってしまうからです。
どんな形であれ、バスケットに大学生活を本気で費やしてきたのです。リーグ戦が無くても、せめて納得のできる形で引退をしたい。
4年生全員が一致した答えでした。

今の僕の頭の中には、このメンバー、このチームで勝ちたい、それしかありません。

最後まで主将として、全力を尽くします。

文責:加藤
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