目的はなんだ？

先日、韓国国防部が「国防中期計画」で3万トン級の軽空母建造計画をぶち上げた事に関して中国メディアが詳しく解説。
軍備増強するとなると「敵国の軍備拡張への備え」か「敵国への侵略準備」のどちらかに該当するわけだが、韓国は一体なにを目的として軽空母建造をぶち上げたのか？
周知の通り韓国はアメリカの軍事同盟国であり米軍が駐留する国なので、韓国の敵国とはすなわちアメリカの敵対国家と同義に他ならず、アジア近辺においては中国・ロシア・北朝鮮が該当する。
ところがその3カ国いずれかに襲撃を受けたとしても韓国内基地の航空部隊が十分に対応可能なため空母を必要としないにもかかわらず、だ。
日本も専守防衛の理念から海上の前線基地たる空母はながらく保有してこなかったが、昨今の集団的自衛権や島嶼防衛に対する必要性からいずもを空母化改修するなどの動き。
で、韓国は仮想敵国の日本に対抗する意味で軽空母建造を計画していると。
もう一つ、文在寅大統領の公約に在韓米軍縮小あるいは撤退があるが、在韓米軍駐留費の問題で米軍駐留費用を払いたくないので自国の戦力増強で米軍縮小を目指していると。
普通に考えりゃ敵国は中国なので、台湾や南シナ海への中国の海洋進出を警戒して空母が必要になったっつぅ仮説が真っ先に出てくるはずなんだがｗ
なのに日本やアメリカを狙ってっつぅ解説になる辺りが、中国側から韓国がどう見られているかっつぅ話だな。
全方位敵対作戦実施中の中国にしてみりゃせめて朝鮮半島ぐらいは緩衝材の役目をさせるために取り込んでおきたいからなし崩し的に外堀埋めて「韓国はこっち(中国側)陣営だぞ」と世界に印象づけておこうという作戦か。