いよいよ撤退開始か？

14日、アメリカ国防総省で第52回米韓安保協議会議（SCM）が行われ、会議後に行われる予定だった米韓両国防長官の共同記者会見が米国側よりキャンセル通告。
また発表された共同声明のなかで2008年合意以降記載されてきた「在韓米軍の現在のレベルを維持するという公約を再確認した」という文言が削除されことが波紋。
韓国側が現状維持を求めたのに対し米国側がこれを拒否。
この2つの事象は米軍駐留費負担増額に難色を示しながら戦時作戦統制権の早期返還ばかりを要求する韓国側に米国側がぶち切れている証左に他ならず、米国側はこれ以上の引き延ばしは米韓同盟の終焉を意味すると最後通告を出したのと同義でかねてよりウワサのあった在韓米軍11月撤収説が現実になりつつあるなぁ。
米軍は実態は中ロ牽制のために朝鮮戦争調停の国連軍の名を借りて韓国に駐留しているわけで、すなわち韓国軍及び米軍の敵は「北朝鮮・ロシア・中国」でありこの3カ国の野望を阻むための存在。
そのなかでもし米軍が韓国から撤退するならば対中ロ防衛ラインをインド・台湾・日本に下げる事を意味する。
これは戦時における重要性がかつての「陸＞海＝空」から「宙＝空＞海＞陸」へと変化しており、韓国が大陸への橋頭堡としての役割を失ったというか不要になったということ。
米軍としては韓国から撤退したら北朝鮮の核さえ潰せばあとはどうでもいいので北朝鮮のミサイル基地空爆を空爆して朝鮮半島は以後放置、中ロの海洋進出だけを阻む戦略で良くなる。
一方で米軍撤退後の韓国は自国防衛をすべて自前で賄わなければならないわけだが、どこから防衛するのかというとまずは自国領土を不当に占拠している金一族率いるならず者集団「北朝鮮」となるべきところ。
しかしムン君は先の国連演説でもう朝鮮戦争は終結宣言するべきだ、と、現状朝鮮戦争はまだ継続中で停戦期間中にすぎないことを忘れて北朝鮮はもはや敵ではないと言い出す始末。
中国もビジネスパートナーとして大変重要な国なので敵国にあらず。
じゃあ敵は何処だ？というとあの国の仮想敵国は日本。
いつなんどきも隙あらば日本を蹂躙したいと思っている国。
陸続きの北朝鮮・中国・ロシアに備えるよりも海を挟んだ日本を侵略するために潜水艦や空母を建造しようと計画する国ですよ。
日本が絡むと視野狭窄に陥るのはいつものこと。
米軍撤退後は北への備えをおろそかにして東にばかり目を向けつづけることでしょうｗ

さて今後想定される流れとしては、このまま韓国が駐留費増額に同意しないので米国が国内法整備して在韓米軍(国連軍)を撤退し結果として韓国軍は指揮権を取り戻す…というか自国防衛を全部自分たちだけでやらないといけなくなる。
→米軍撤退を米国側の都合だと韓国側が喧伝して反米感情を煽り米韓同盟が事実上の消滅。
→ムン君が朝鮮戦争終結を誰の同意も合意もなしに勝手に宣言して北朝鮮との国境警備を撤収。
→アメリカの空爆でミサイル戦力を失うも韓国が勝手に武装解除してくれてるのでなけなしの陸戦部隊を集結し韓国へ侵攻。
→当然北側の備えなんてしてないのであっさりソウル陥落、無事朝鮮半島統一達成ってか？