物価の上昇を示す用語が「インフレーション」、反対に下落を示す用語は「デフレーション」。
物価の変動と経済活動はほぼリンクしているので、インフレの時には経済活動は拡大し、デフレの時には縮小している。
簡単に言えば需要の拡大によって供給側が追いつかなくなることで物価の上昇圧力がインフレなのに対して需要減少・供給過多による物価低下圧力作用がデフレーション。
しかし何らかの要因で生産コストが増大し、その増えたコストを添加する形で物価が上昇すると需要は停滞・縮小傾向なのに物価が上昇する「スタグフレーション」となる。
今の韓国がまさにそれ。
韓国は現在、半導体フィーバーが一段落して景気が後退し始めたところにムン君の最低賃金押し上げ政策が炸裂、かねてよりのウォン安も相まって輸入原材料高と人件費高騰を吸収しきれず価格に転嫁せざるを得なくなり様々な物価が上昇中。
最低賃金押し上げ政策で収入が増加してるんだから普通のインフレだろって見方もあるが、韓国の場合は増税と年金支払額増で実質の手取額はマイナスなので景気拡大には当たらず。
また韓国政府お得意の国民を騙す数字マジックを展開して国民を目くらまし中。
韓国が今年1月からこの8月までのあいだに発表した消費者物価指数がすべてプラマイ0%台。
消費者物価指数は前年同月比だから、数字の上ではこの1年ずっと物価はほとんど変わっていない事になる。
が、実情はどうか。
外食産業は1月以降値上げ傾向、3月にはバスやタクシーも値上げ。
一般食料品も米や大豆が2割上昇、海産物も1割。主要果物も軒並み上昇。
なのに物価は去年とほとんど変わってませんよ、と発表する韓国政府。
そのからくりは、物価指数の計算に使用される品目が国民の生活には直結しない物品が多数存在していて、それらが景気低迷とともに売れなくなって値下げ圧力で価格下落したことで、物価上昇分を吸収しているから…なんだそう。
つまり、国民が自由に使える金は減っているのに生活に必要な物資は軒並み価格上昇、つまりはスタグフレーションが進行中ってことだな。
ここにもういっちょ「通貨危機」という要因が加わるとハイパーインフレになってウォン紙幣が紙くずになるんだが。
でもそんなこと公的に発表しちゃうと感情に身を任せて行動することに定評の韓国民ですから一気に銀行取り付け騒ぎとか起こして自らハイパーインフレへの道を切り開いちゃうので嘘でも何でも都合良いこと並べてだまくらかすしかない。
韓国を通貨危機に導くスイッチ本体は日本が何個も所持しているがスイッチ押しちゃうと日本への影響も大きいので核兵器の発射ボタン並みに簡単には押せないようになってるんだけど、そのスイッチを押そうとしてボタンの厳重な封印を解いてるのはなぜか韓国政府というね。
どういうことかというと募集工裁判で日本企業に経済被害があれば日本は報復すると警告しているにもかかわらず、韓国政府は有効な対策を打ち出せずに国民感情に流されるに任せて資産売現金化秒読み。
何回も解決への道は示しているんだけど、韓国はすべて逆張りで悪化の一途だからどうにもならない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます