…神様は新しく作られた宮殿の奥の間に、その白い花を上向けに置いて開花させられたので、花はそのまま浮いて赤ん坊のメッテッヤの寝床となった
生まれると直ちに育て役の神様は、きょとんとした顔の赤ん坊を抱き上げ、顔に何度も接吻をされた
愛が一番大事だということを、教えるためだ
次に、神様は大急ぎでメッテッヤを抱えて外に走り出、幻の野にある小川の清水で洗われ、産湯の代わりとされた
清めが大事ということを体感させるためだ
…それから神様の教育が始まった
赤ん坊のメッテッヤは「夜」は一人で寝かされ、「朝」になると、薄黒い霧状の人影になった神様が父代わりにやって来て、世話をされた
普通は天上には白い気でできたものしかないのだが、メッテッヤには将来、黒い山犬のような姿のサタン達をお祓いする使命があるため、神様はわざと自身が薄黒い姿になり、親しませられた
神様はある時ハイハイをしているメッテッヤの前に、幻のオオカミの姿になって黙って現れられた
それは、どんなこわそうなものをも恐れぬ心を育てるためだ
メッテッヤは少し驚いたが、オオカミに寄って行ってさわった
すると、オオカミはメッテッヤの上に軽くかぶさったりした…
又、ある時は神様は野原の穴で困っているこびとのおじいさんのふりをして、幼児のメッテッヤが助けようとするように、仕向けられた
優しい慈愛の心を育てるためだ
この区域には他には誰もおらず、神様は主に森に住む動物、幻のシカやクマやリス、又バッタ等を気で表して、幼いメッテッヤと出会わせたり、遊ばせさせられた
他の神仏を連れて来なかったのは、メッテッヤが基本的に他者の感情に左右されないようにするためだった
お祓いをする時にサタンなどに情けをかけすぎると、手を抜いて甘くなり、うまく行かない
…だから、何ものにも左右されない鉄の心が必要だった
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