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氷月神示 清雫の5

サタンがいる(いた)かもしれない、ということ自体、みなさんには驚きだと思います
邪霊(未成仏霊)より重いようなので、ふだんは気の世界の深い所に隠れていたのかもしれません
…あるいは元々いない私の作った幻なのか
…けれど昔のタロットカードの絵にある位ですから、私はきっと誰か視える人がいて、言い伝えたのかもしれないと思います

ここではいたかいないのかわからない、サタンのお話をして申し訳ないのですが、自分の体験を要約してお話しします
…私はそれから数ヶ月、もう来なくなった邪霊達の代わりに、毎日のように数体ずつ来るサタン達を、根気よく祓い続けました
彼らは家族が近くに居なくて私一人の時に、やって来ました 
(私は周りの誰にも気づかれないように、心配をかけないように、いつも黙ってお祓いをしていました)
そして、私は彼らのお陰でもう少し高度な気の技を幾つも開発することができましたし、もう両手を組まなくてもお守りを身につけなくても、動作を伴わずに、念じるだけで気を出して祓えるようになってきていました
むろん、神仏への祈りと感謝は常に欠かせず、お祓いの時はすきを作らず緊張を伴いましたが、慣れるに従い彼らの癖もわかりました
彼らは無言でいじけていて、私を攻撃に来るのですが、本心はどうやら天国に行きたいようでした
その点は邪霊と同じで、しかももっと昔から地上に居続けているので、絶望的な不満や悲しみやあきらめを抱いているようでした
…でも、もしかしたらこの人が、珍しく自分達を天国へやってくれるかもしれない、と期待して?来るのでしょうか……
…私は、その期待に応えたいと思いました…
表向き、彼らが敵意をむき出しにしてもです
若い時、私は守護霊に特訓されて悪人のような心理をわざと一時抱かされ、自分は悪人だ、もうだめだ、良い人に戻りたい、と長く苦しんだとかつて言いましたが、
その擬似体験が、彼ら邪霊やサタン達の苦しみを理解することにつながり、まるで自分のことのように感じ、ぜひとも助けてやりたい、という気持ちが募るのです

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