…それは自分がかつて古代インドでお釈迦様の弟子だったということでした
…私はバラモンの家系に生まれた男子で、神官の父の跡を継ぐ予定になっていましたが、18才の時町に来られたお釈迦様の説法を2度聞き、弟子入りしたいと願いました
もちろん、父には反対されました
しかし私は押し切って、勘当されて家を出たのです
父は最後には少し理解を示し、出ていくからには初志を貫徹し、2度と戻って来るなと言われました
…私はお釈迦様と弟子達の一行のおられる林の中の野営地に行きました
お釈迦様は既に私の来ることを予知しておられ、私をなぜか特別扱いして、広場にあるあずまやへ案内されました
そこのテーブルに上等の銀器があり、それでお茶を飲もうと言われました
私は他の弟子達と区別されることが嫌で、どうぞみなと同じ扱いをして下さいと言い、お断りしました
…するとあずまやを出て戻ることになり、私は先に出ましたが、お釈迦様は後ろから、私をぬかるみの地面に突き飛ばされました
私は倒れて泥々になり、どうしてこんな事をなされるのですかと、抗議しました
お釈迦様は、近くの川へ行き、川を汚さないで泥を落としなさいと、おっしゃいました
お釈迦様は私を試しておられたのです
最初は私を特別扱いして、私がうぬぼれないかどうか、
次は…
私はどうしたら川を汚さないでいられるのかを考えながら川に浸かり、静かにそっと衣や肌についた泥をぬぐい落としました…
むろん、水が濁らなかったわけではないのですが、極力気をつけました…
それから上がってお釈迦様の元に戻り、弟子入りを許されたのです…
後で考えると、あの時お釈迦様は、邪気(=泥)を受けても心にまで染み込ませず、はねのけて心を清く保ちなさい、又周りにも邪気の悪影響が及ばないように、静かに払いのけなさい、とおっしゃりたかったのではないかと、思われました…
それは今になって思えば、邪霊やサタンのお祓いの時に、私が誰にも気づかれないように、物静かに祓っていたことに通じると思うのです…
お釈迦様は弟子になろうとする私に、邪霊を祓うにはどうしたらいいかを、暗示されていたのかもしれません…
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