どうも、南極で迷うて歩くみたいに同じ所ばかり語ってごめんな、
何しろ途中から読んだ人にもわかりやすくするさかい、時折前に語ったことを繰り返すんや
…そして、これからヒトの心が氷解してゆく……
翠さん(A)は、幽体で天使に変身した自分(羽根はなし)をエディ(B)が精神的に頼り始めていることはわかっていたが、イエス様に教えられた通り、中性の天使らしく感情を出さず、無表情を装って話を聞いていた
エディは時に、抑えていた懺悔の苦しみの感情を爆発させる時もあったが、何があっても翠さんは冷静に聞くようにして慰めていた
そして、霊体のイエス様自身(白い天使のような姿で羽根は無し)は、まだエディの前に姿を表さず、いつも翠さんの往復にだけ付き添い、二人が会っている間、上空に立って浮かんで見下ろし、監督しておられた
ある時、翠さんが行くと、エディはなぜか自信たっぷりな態度に変わっていた
不思議に思っていると、彼は最近、知り合い達とも相談したと言った
それからもし、神様に許してもらえるなら、できる限り陰で良い事に協力したい、と述べた
そして彼は個人的な条件も持ち出した
「(協力する代わりに、)私の愛を受け入れてほしいのだ、」
翠さんは驚いた
もちろんバカバカしい申し出で、この人はどうしたのだろうと、思った
常に薄くしか見えない幽体で、しかも中性の天使?に、そんな事を言うなんて、常軌を逸している
おそらく、精神的に弱り過ぎて何かにすがりたくてたまらないのだろう
そのくせ、自分の社会的地位を思い出したのか、彼はわざと傲岸(ごうがん)に振る舞っているようでもあった
彼が手を差し出したので翠さんは、
「およしなさい! 天使に許されることではありませんよ、」
と言ってあわてて一歩下がった
それから言い合いになり、エディが手をつかもうとしたので、翠さんの丹田の中の博愛の白い気が、50cm位の大きな半球状にふくらんで前に出て、エディは押し返され、倒れて気を失った
そのすきに翠さんは、窓から抜け出てイエス様に伴われ、飛んで帰った
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