久しぶりに墓参りをしました。
丸岡です。
北陸新幹線で金沢に出、レンタカーで丸岡というルートです。
実はこの旅お経を上げて手を合わせるという目的の他にもう一つ密かな目的があったのです。
我が家の墓は古い墓で、いや実に実に古い墓で、墓石の角がもうなくなって丸くなってしまってます。
何しろ墓碑銘が天和二年からあるのですから。徳川綱吉の時代です。
そのため家長である兄が墓石を置き換えようとか、移動しようとか計画したことがあったらしいのです。
しかし役所からはこの墓を県の有形文化財に指定したいので動かさないようにというようなことを言われたと言うのです。
確かに古くて陣笠の乗った墓石は士族のものだとはなんとなく分かります。四百年も立ち続けている墓にはなにかしらの曰くありげです。
ところが、我が家の墓石には車屋という屋号が刻まれているのです。
車とは糸巻き車または糸繰車のことを言うそうで、それに関わる商売をしていたということのようです。
どうして武士に屋号などつくのでしょうか。
ひょっとして我が家の祖先は商人だったのだろうか。
興味深いことです。
でも残念ながら問い合わせをできる先人達はもういません。
文書類にしても今のところ確認されているものはお寺の過去帳のみです。
子供時代青春時代に古い親戚ともっとお付き合いをしておけば、お寺さんにももっと何度もお参りしていればと思います。
でも今となってはどうしようもありません。
後の祭りとはこのことです。
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