もう4~5日前のことになってしまいましたが、イチローが日米通算で3000本安打を達成しました。
すごい記録だと思います。
何しろ大リーグでも達成できた選手は30人しかおらず、日本のプロ野球に至っては過去に張本勲選手ただ一人が達成できただけなのです。
それ程の偉業なのです。
狙った処に打つ技術、内野ゴロでもヒットにしてしまう走力、ヒットになるボールを選びきる選球眼。
そういったものが全部揃って初めて成し得ることではないでしょうか。
それに加えるにイチロー独特の振り子打法。
非力なイチローがしっかりと外野に打球を運ぶためには、身体のしなりや腕のしなり、更にはバットのしなりも使ってその反動力を一点に集中する打法が必要なのです。
それが振り子打法です。
イチローからは豪快で派手な長打はあまり生まれません。
振り子打法による地味なヒットの積み重ねがあるのみです。
そしてこの積み重ねをこつこつと気が遠くなるほど続けることこそ珠玉の技術力です。
輝ける職人芸なのです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます