今日は卓球男子シングルス準決勝が行われました。
この大会絶好調の水谷隼選手が登場しました。
こういう世界大会では初めての準決勝進出です。
相手は圧倒的強さを誇る世界チャンピオンの馬龍です。
最初の3ゲームはこの馬龍に余裕をもって翻弄されました。
徹底的強さです。
憎いほどの余裕です。
4-0の負けを覚悟しました。
しかしわれらが水谷も並みの選手ではない。
4ゲーム目に持前の粘りと馬龍にも負けぬほどのラリーの強さを発揮し始めました。
4ゲーム目を取り5ゲーム目は逆に水谷が落ち着き払い、馬龍があわてふためいていました。
目に焦りの色をいっぱい見せ、肩で息をし、汗をかき、ばたばたしています。
圧倒的な世界チャンピオンといえど、こうなると脆いものです。
よくメンタルがどうしたこうしたという話を聞きますが、まさにこういうことを言うのではなかろうか。
結果的には途中のラリー戦を制した馬龍が自信を取り戻しました。
自信と落ち着きさえ取り戻せば技倆的にはやはり世界チャンピオンです。
われらが水谷は4-2で敗戦となりました。
残念です。
でも水谷は大きな財産を得ることができました。
近い将来には世界のトップに上り詰めることも可能でしょう。
我々も大きな楽しみを得ることができたようです。
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