脳裏に残った結婚式(披露宴)の第2弾は、妻の姪の挙式です。
妻は新日本舞踊をやっていて、当時は「名取」の許状を持っていました。
披露宴の余興に何か踊ってほしいと言うので、それでは夫婦でパートを分けて私が歌を歌い妻がそれに乗せて舞踊を披露しようということになりました。
妻はまだ良いのです。
脚光を浴びて舞台に立ち万雷の拍手を受けるのが大好きな質なのだから。
問題は私です。
今でこそカラオケ経験も豊富になり、堂々と歌えるようになりました。
でも当時はそう簡単にはいかなかったのです。
沢山の目が集まって来たり脚光を浴びたり拍手を受けたりするのが面映ゆくはずかしいのです。
気の利いた祝辞の一言二言も言ってあげればいいものを、あがり症の私はそれもせず棒立ちで歌に必死だったのです。
それでもなんとか自分としては上手く歌えたような気はしました。
このことに私は長いこと負い目を感じながら生きてきました。
だから、根本的には苦い思い出なのです。
それを救ってくれたのは妻の踊りでした。
心地よい掛け声や、万雷の拍手を受けて妻は踊りを終えてくれたのです。
姪にとっても私にとっても素晴らしく楽しい思い出となった結婚式だったと思います。
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