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春の大人の遠足『奥三河・湯谷温泉』1泊ツーリング レポート

2013-04-19 13:17:13 | 日記

2013年4月13日(土)・14日(日)
参加人数:10名(タンデム1組)
天候:ほぼ晴れ

今回の春の大人の遠足は『奥三河・湯谷温泉』です。

そして、宿泊先は奥三河・湯谷温泉 渓谷の宿『湯の風 HAZU』です。『湯の風 HAZU』は鳳来峡随一の渓谷パノラマを体験できる癒しと健康のリゾートです。

湯谷温泉は、静岡との県境に近い愛知県東部の豊橋より北東に位置する、鳳来峡の宇蓮川(板敷川)沿いにある小さな温泉街です。奇岩絶壁が続く渓谷美に恵まれ、古来より霊鳥とされた仏法僧が棲む鳳来寺山の麓にあります。青々とした峡谷を流れる川沿いに、赤い橋が架かり7~8軒の宿が建ち並ぶ美しい景色は、どこか懐かしく郷愁を誘うかのようです。開湯は、奈良時代(1300年前)と古く、鳳来寺開祖の利修仙人が発見したといわれています。万病に効くと湯治客に親しまれているようです。

1日目のスタートは海老名サービスエリアの駐車場からです。写真は9時30分の出発前の様子。

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集合時間が9時だったのですが、3名しか集まっていません。土曜日の高速道路は大渋滞でした。予定通りスタートできそうにありません。でも、たいしたことはありませんでした、2箇所に別れて集合していました。

しかし、違う問題が発生! 千葉チャプター名物のアクシデントが起こりました。Nさんのハーレーのマシントラブルです。最近の宿泊ツーリングでトラブルが起こらなかったことがほとんどありません。Nさんのエンジンか掛からなくなってしまったのです。

こんな時に頼りになるのが、メガ松スタッフさんの参加です。心強いことこの上無しです。今回参加のHさん、メカニックではありませんが、長年勤めた経験と知識がものをいいます。手順に合わせてチェックを始めます。しかし一向にエンジンが掛かる気配がありません。同時進行で1泊ツーリングに今回初参加のMさんが知り合いにトラブルの状況を説明して、アドバイスをもらっています。『セルモーターを叩け』とのアドバイスです。『昔のテレビじゃあるまいし』叩いてエンジンが掛かるはずがない。『神にもすがる思いで』メガネレンチにタオルを巻いて叩いてみました。信じられないことにエンジンが掛かったのです。不安は残るのですが、治療法が解ったのでこれで何とかなりそうです。これでスタートできます。

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第1休憩場所の駿河湾沼津のパーキングエリアでの光景です。天候はご覧のように快晴です。今回のツーリングも天候に恵まれました。愛知県奥三河に向けての快適な旅が始まりました。

新東名高速道路は開通から4月14日でちょうど1年です。ほとんどの人が走っているのではないかとは思いますが、御殿場から三ケ日までをマスツーリングで最先端高速道路をゆったりと走ってみたいと思います。

最初の目的地は豊川稲荷です。豊川稲荷(とよかわいなり)は、愛知県豊川市にある曹洞宗の寺院。正式の寺号を妙厳寺(みょうごんじ)といい、詳しくは「円福山 豊川閣 妙厳寺」(えんぷくざん とよかわかく みょうごんじ)と称する寺院です。境内に祀られる鎮守の稲荷(?枳尼天)が有名なため、一般には「豊川稲荷」の名で広く知られています。豊川稲荷は神社ではないものの、商売繁盛の神として知られており、境内の参道には鳥居が立っています。鳥居が建っているのにお寺とはなんとなく不思議です。また、日本三大稲荷の1つとされる。織田信長、豊臣秀吉が信仰したともいわれますが、確かな記録にあることではないようです。

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浅草寺より大きな提燈が本堂に下がっています。その下で思い思いの願い事を念じます。そして、目的地の湯谷温泉に向かいます。

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16時、ほぼ予定通り到着いたしました。奥三河・湯谷温泉 渓谷の宿『湯の風 HAZU』。本来であれば桜が出迎えてくれるはずでしたが、今年は例年より2週間早く咲き、先日の雨と強風でほとんど散ってしまった状態でした。変わりに出迎えてくれたのが、チェンソーアートの数々の動物や鳥たちです。

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宿の近くにある湯谷温泉足湯の広場で毎年行われる『マスターズ・オブ・チェンソー』の大会に出展された作品が、館内至る所で飾られていました。どれも見事な出来映えです。

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そして、「チェンソーアート」のほかにもうひとつ歓迎してくれたことがありました。当日は、この地区のお祭り(湯谷祭礼)があり、宴会後のひと時を楽しませていただきました。この地方に伝わる勇壮な手筒花火は火薬を仕込んだ竹筒を脇に抱え我が身に降りかかる火の粉の熱に耐えながら十数メートル上がる火柱を見事に上げる危険とも紙一重の花火です。生で見てさらにその迫力に圧倒されました。

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火柱の中で竹筒を持つ人がかすかに見えます。この祭礼で使われた竹筒を玄関前において厄除けに使うとのことです。そこで、『湯谷祭礼の竹筒』を頂くために厄年のMさんはだめもとで地元の人と交渉することとなりました。もちろん簡単には頂けません。そこで警備をしている消防団の団長を探し出し、世間話からフレンドリーに接触を試みます。話をすること30分、地元集落の青年団のまとめ役と交渉機会を許され、『千葉県から湯谷祭礼のこの日にハーレーでツーリングに来ました。記念と厄除けに竹筒を頂けませんか?』との交渉に1本だけなら準備すると快諾してくれました。写真のバイク前に置いてあるのがその『湯谷祭礼の竹筒』でムシロと縄で何重にも縛り付けてあります。近日中にガレージ前に厄除けの役割で鎮座する予定です。

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宴会では、自然の恵みや地元で取れる序区材を活かした料理など、新城にはさまざまな特産品があり、板敷川で取れた鮎もいただきました。奥三河の味も十分に堪能し、美酒にも酔いました。ゆったりとした部屋でいすテーブルの宴会も十分に満足させていただきました。恒例になりました、『3分間の深いいい話』も皆さん楽しい話を聞かせていただきました。豪華景品も内容に合わせて配らせていただきました。今回の最優秀賞はTさんです。内容は参加した人たちだけの特典なのでここで内容は公開できません。

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2次会では宴会話し足らなかった人が酒に任せて、許す限りコミュニケーションを図ります。
2次会会場は102号室8人部屋で広々しています。

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2日目の出発前の記念撮影です。板敷川に架かる吊橋で記念写真です。湯屋を中心とした約10kmの区間の随所に大小の滝や岩が配され、湖畔に建ち並ぶ宿からの眺めは、旅人の疲れを癒してくれます。

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今日の予定は、鳳来寺山パークウェイを走り、鳳来寺と鳳来寺東照宮を参拝してから帰路に着きます。

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宿を出て15分程で鳳来寺駐車場へ到着、ここからは徒歩で10分、東照宮へ到着。鳳来寺東照宮は3代将軍徳川家光が崇拝する祖父家康の誕生にゆかりの深い鳳来寺の隣に建立を発願し、4代家綱の時に完成しました。小規模ですが、荘厳且つ格調ある独特の『権現造り』です。

東照宮から鳳来寺へは5分ほどで到着。

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鳳来寺は大宝3年(703年)、利修仙人によって開かれた真言宗の古刹。薬師信仰と山岳修験道の霊山として古くから信仰を集め、江戸時代には徳川家康誕生のゆかりの地として幕府の厚い保護を受け、21院坊、寺領1350石という盛大さを誇っていたそうです。

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駐車場から寺までの間にハイキング(山登り)をしていた地元の御夫婦に「鳳来寺の参拝は本来ふもとのから1450段の石段を登り1時間ほど掛けて上る」と教えていただきました。私達は少し手を抜いて50段の石段で勘弁していただきました。

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今回訪れた寺と神社で頂いた御朱印です。鳳来寺の駐車場からは新東名の浜松いなさICを目指します。新城市を抜ける国道151号線は、新緑の山間を緩やかなワインディングを楽しみながらゆったりと走れる道です。20分ほど走ると三遠南信自動車道路(無料)が新東名と繋いでくれます。

ここからは快適な新東名の超高速ハイウエイです。今回のツーリングは往路400km、復路370km、2日間で800km弱の大人の遠足となりました。

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奥三河から旅をしてきた「湯谷祭礼の竹筒」は、Mさんのガレージに到着しました。これからガレージ前で、厄除けの役目を果たすべくバイクの横に凛々しく立っております。

参加された皆さんお疲れ様でした。楽しい時間を有難うございました。次の『秋の遠足』まで待ち遠しいです。またお会いしましょう。

Photo/Text by Three village

メガディーラーハーレーダビッドソン松戸


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