救命救急講習会参加レポート

2006-04-09 20:52:11 | 日記

4月8日(土) 千葉チャプターの役員10名が救命救急の講習会に参加してきました。ほとんどの方がこの手の講習は初めてでした。今回、このような講習に参加するに至った理由は、多くの方が参加するチャプターツーリングで万が一事故が起こった場合に少しでも救命救急の知識があれば尊い命を救える可能性が大きくなるのでは、という声が役員から上がったことから始まりました。

場所は、松戸中央消防署。講習時間は、3時間。そのほとんどが実技です。人形を相手に10名が2班に分かれて救命士の方の指導により訓練が始まりました。

まずは、周囲の安全を確かめ倒れている人の意識を確認します。

「おーい、北さーん、大丈夫ですかぁー」(なぜか、最高齢の参加者、北さんの名前を人形に向かって呼んでしまいます。)←北さん、ごめん。

意識が無ければ、周りの人に救急車を呼んでもらうよう頼みます。

そしてここからがそ生の始まり。まずは、気道の確保。

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呼吸が無いのを確認したら、人工呼吸です。口に空気を吹き込みます。真剣なので人形相手とはいえ恥ずかしいなどとは言っていられません。そして、意外と難しい。

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それでも呼吸や動きが無ければ、次は心臓マッサージに移ります。これも想像していたよりかなり強く胸を押します。後で聞いたところ実際肋骨が折れてしまうこともあるそうです。「えっ、大丈夫なんですか?」と質問すると「もちろん、大丈夫ではないですが、マッサージをしなければ死んでしまうかもしれないので、この際肋骨が折れても命を助ける方が先なんです。」と救命士の方のもっともな返答に一同「そーだねぇ、死んでしまったら肋骨が折れてるのどうのって関係ないもんなあ。」と感心してしまいました。

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この人口呼吸と心臓マッサージを意識が戻るか救急車が来るまで繰り返すわけです。これはやってみると思ったより疲れます。知っている人がいれば2人がかりでやったほうがいいでしょうね。

さらにAED(自動体外除細動器)の使用も練習しました。いわゆる「電気ショック」を加えてそ生させる器具です。体に貼り付けた電極によって倒れている人のデーターを読み取ることができるので、状況によってこのAEDが処置の指示まで音声で出してくれます。知らなかったのですが、このAEDという機械は、病院だけだなく駅とか大型スーパー、役所など大勢人が集まるような場所に設置してあるそうです。

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最後は、三角巾を使っての止血の仕方。風呂上りのおじさんではありませんよ。頭部の傷に対して三角巾を巻いているのです。

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こっちは、腕のケガの応急処置。

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あっという間の3時間。消防署から「普通救命講習修了証」が参加者に手渡されました。

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講習の間には本当に救急車の出動放送が鳴り響いて私たちに教えていた救命士の方2名が飛び出していくシーンもあり、現実の緊張感に満ちた3時間でもありました。

参加者からは、「こりゃあ、定期的に訓練しないとせっかく覚えても忘れちまうなあ」という声が聞かれました。一般のメンバーさんも誘ってこれからも救命救急講習は受けていきたいと思います。バイク事故だけでなく災害時などにも必ず役に立つものですから、ぜひ次の機会には皆さんも受けてみてください。ちなみに受講料は、無料です。

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REPORT BY SAKAMOTO 

PHOT BY SUGISAKI

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