とっても、喜んぶ♪♪

とにかく、喜んぶ♪ついてる!ついてる!!
~チョッと~振り向いてみただけの異っ星人~♪♪
~300908SA

むか~し、むか~し、・・・137話

2020年02月04日 00時00分00秒 | 物語!?

3連惑星、惑星「呂」宇宙観光管理局から、惑星「葉」に向かう’ポロン13’。

出航時刻の13時00分を待っていました。その搭乗口から、広いとは言えない

客室に入り、耐重力用の座席に、身体を包み込まれる様に座る’うらし’と、

その手荷物として乗った、亀の姿のお爺さんは、初めての旧型宇宙船に、

緊張していました。

間も無く、’ポロン13’の’ヴェル機長’から、安全機構の設定確認の通知と、簡易脱着式宇宙服の説明があり、出航。

旧型宇宙船の為に、乗客にも大気圏を抜ける際の加速度重力が、感じられました。

その時、座席脇の荷物入れから、亀の姿のお爺さんは、転げ落ちて客室の壁に

打ち付けられました。

しかし、そこは、亀!?硬い甲羅に守られて、怪我はしませんでした。

そこで、甲羅から顔を出して、「かめへん、かめへん」(平気)と、

言ってみましたが、通じる訳も無く、、。

そして、’ポロン13’は、惑星「呂」の大気圏を通過して、自動操舵に変わった瞬間に、、。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・136話

2020年01月26日 00時00分00秒 | 物語!?

お婆さんは、ネズミ世界の王、’チュア王’が、一人娘の'チュリエット姫’の、

お婿さん選びの”宇チュウ1決定!競技会”を開催する経緯を’きんの’に聞かせ、

’チュミオ’に協力する作戦会議を始めました。

しかし、作戦は何も決まらず、朝を迎えしまい、この世界にも、いるらしい

猫の鳴き声がすると’チュミオ’は、慌てて「今晩は、お願いします」と

言い残すと姿を消してしまいました。

。。見守る位しか、出来る事は無いんですけどね。お婆さんは、微笑みました。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・135話

2020年01月19日 00時00分00秒 | 物語!?

’うらし’は、”キッカイ城”へ行く準備をする為に、亀の姿のお爺さんを

抱き抱え、その手荷物を持って家へ戻りました。

そして、急いで支度を済ませ、惑星「呂」宇宙観光管理局に到着しました。

 

丁度その時、”佐ぁ~渡菜ヶ島、宝探しの旅”の地、惑星「衣」の衛星

「居神の星」に向かう、観光宇宙船が出航する所でした。

其処に、お爺さんの姿は有りません。’はしれ’と’ももた’、御猿・緒雉・雄犬・が、

お宝獲得を目指して、意気揚々と乗船しています。

それを、亀の姿になったお爺さんは、鶴の’おわん’の為にも頑張って来て欲しいと云う

思いと、お婆さんからの伝言便を、読まなかった後悔の複雑な心境で見送りました。

 

今、亀の姿のお爺さんが向かうのは、3連惑星、「衣」「呂」「葉」の中の、惑星「葉」。

其処の女王、”キッカイ城”の’美栄輝’の所です。

そして、所持の’弾て箱’の中の、解時煙を吸って元に戻る。

乗って行く宇宙船は、’ポロン13’。

観光用ではなく、一般乗船用の旧型で、燃料機器系統の障害で改修して、

出航するのは、今回が一年振りの宇宙船でした。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・134話

2020年01月07日 00時00分00秒 | 物語!?

一人娘の’チュリエット姫’には、宇宙で一番強いお婿さんを!

と決めた、このネズミの世界の王、’チュア王’は、直ぐ様、

全てを照らす太陽の所に行きました。そして、訪ねた理由を

説明すると、「自分を、覆い隠す雲の方が強い」と言われる。

其処で、雲の所に行くと、「自分を、吹き飛ばす風の方が強い」

と言われ、風には、「自分を、跳ね返す壁の方が強い」と言われ、

結局の所、壁に、「自分に、穴を開けるネズミの方が強い」

と言われ、ネズミが一番強いと、なったのですが。

この’チュミオ’の話を、ネズミの言葉の解らない、’きんの’に

聞かせていた、お婆さんは、そのネズミを摘み上げれる自分が、

一番強い?とか、思いましたが、それは話しませんでした。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・133話

2019年12月30日 00時00分00秒 | 物語!?

’うらし’は、亀の姿のお爺さんの甲羅に、引っ掛かっていた、

手荷物の中から、読まれなかった、お婆さんからの伝言便を

取り出し読んで見ました。

お爺さんへ 

”キビキビ団子”は、1回に1個食べると10倍の速さで~~。

~~3個以上食べてはいけません。~~亀になって過去に~~。

※3個食べて仕舞った時には。

今、この伝言便を読まれているのは、どなたでしょう?

傍に、人の顏に見える亀が居ましたら、信じられないでしょうが、

”キビキビ団子”を3個食べて、亀の姿になって、過去に現れた、

私の大切なお爺さんです。宜しくお願い致します。

~お爺さんは、きっとこの伝言便は、読まないでしょうから。

私が知っている、人の姿に戻り、”キビキビ団子”を3個食べる前に

帰る方法は、一つです。

現れた過去は、必ずその人が存在していた、場所と時間です。

ですので、私達の3連惑星、「衣」「呂」「葉」で、惑星「葉」

の女王、”キッカイ城”の’美栄輝’が、所持の’弾て箱’の中の、

解時煙を吸わせる事です。こんな事に、付き合っていられない。

と、思うのも当然です。その時は、亀を海に放して下さい。

それも、仕方ありません。

お婆より

・・・読み終えた’うらし’は、勿論”キッカイ城”に行く心積もりでした。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・132話

2019年12月22日 00時00分00秒 | 物語!?

夜も更けて静まり返った、ネズミの世界のお婆さんの家?で、

近付いて来たネズミが、お婆さんに話し掛けている様なの

ですが、その言葉が解らない’きんの’は、巨木の洞に一緒に

吸い込まれたオニギリを手に、これも幻?と思いながらも、

その様子を見守っていました。そんな’きんの’に、お婆さんは、

話の内容を聞かせました。

近付いて来たネズミの名前は、’チュミオ’。

’チュミオ’は、このネズミ世界の王、’チュア王’の一人娘の

’チュリエット姫’の幼馴染で、子供の頃から仲が良く、

’チュア王’家と、’チュミオ’の’チュニス’家は親族で、

家族も本人も、何れは一緒になると思っていたと。

しかし、’チュア王’は、一人娘の’チュリエット姫’には、

宇宙で一番強い、お婿さんを!と決めて仕舞った。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・131話

2019年12月15日 00時00分00秒 | 物語!?

文通蜂’文文’の配送した、位置情報だけの便りを見て、お婆さんを探しに、一旦家に戻る

’きんの’を見送ると、砂浜に残った’うらし’は、一生懸命に手足をバタつかせて、助けを

求めている亀の姿のお爺さんが、”キビキビ団子”を一度に3個食べたせいで、亀の姿になり、

”佐ぁ~度菜ヶ島、宝探しの旅”から、過去の此処に来たと、分かる訳も無く、「本当に顔が、

お爺さんにソックリだなぁ!」と、呑気に話し掛けたりしていました。

そして、何気なくその亀の姿のお爺さんを、ひっくり返すと、見覚えのあるお爺さんの手荷物が、

甲羅の裏に引っ掛かっていました。’うらし’は、まさか!?と思い乍らも、その中を調べて見ると、

お宝探しで、’ミカタの塩’を集める時に使った’黒の油性筆記具’などと一緒に、お爺さんが、

読まずに仕舞い込んだ、お婆さんからの伝言便も入っていました。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・130話

2019年12月08日 00時00分00秒 | 物語!?

ネズミの世界らしい、お婆さんの家。

この世界の王、’チュア王’の一人娘の'チュリエット姫’の、

お婿さん選びの大騒動。これから、どうなるのだろうと、

物陰でお婆さんと’きんの’が様子を見ている所に、他のネズミに

気付かれない様に、一匹のネズミが近付いて来たかと思うと

「力を貸してください!」と、お婆さんに、話し掛けて来ました。

お婆さんは、突然の出来事に驚きましたが、よく見ると、

それは、一匹だけ残り、巨木の洞に誘うように、ウロウロしていたネズミでした。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・129話

2019年11月24日 00時00分00秒 | 物語!?

亀の姿になって仕舞ったお爺さんは、”佐ぁ~度菜ヶ島、宝探しの旅”の行われていた、

3連惑星の「衣」の衛星「居神の星」から、惑星「呂」の海で、釣りを楽しんでいる

’うらし’と’きんの’の居る過去に姿を現しました。

そして、一生懸命に手足をバタつかせて、二人に助けを求めました。

其処は、お婆さんが、’レバニア’に噛まれた鶴の’おわん’を、裏山で助けだして、

’はなさ’と猫も一緒に家に戻し、今度はネズミを追って巨木の洞まで登ろうと、力自慢の

’きんの’を呼ぶための、お便り配送、文通蜂’文文’が到着、配送完了した所でした。

其の、位置情報だけの便りを見て、’きんの’は、一旦家に戻り、’鉄の斧’を持って森へ

向かい、砂浜には、助けを求める、亀の姿のお爺さんと、’うらし’だけ残りました。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・128話

2019年11月16日 00時00分00秒 | 物語!?

’はなさ’は、鶴の’おわん’と猫を連れて、裏山から家に帰って来ました。

其処には、お婆さんも、’きんの’も居ません。ネズミの姿もありません。

そして、102匹のネズミが、草木をかじり倒して裏山を登った道は、

草木が芽生え、あっという間に成長して元の繁みに戻っていました。

結局、’はなさ’は、’秋の種’を撒いて、草木を枯れ葉にする事も、

秋にする事も出来ませんでした。無かった、秋、、。

さて、こちらは、ネズミの世界らしいお婆さんの家。

どうやら、お婆さんが、今まで聞いた会話や様子から、この世界のネズミ王、

’チュア王’の一人娘の’チュリエット姫’の、お婿さん選びに、この世界は大騒ぎらしい。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・127話

2019年11月10日 00時00分00秒 | 物語!?

お爺さんが、”キビキビ団子”を一度に3個食べてしまい、亀の姿になり、過去に行ってしまうと、

そこは、最初からお爺さんは、存在しない世界になっていました。

”佐ぁ~度菜ヶ島、宝探しの旅”の’おう湾’地区の参加者は、’はしれ’と’ももた’に。

力自慢の’ももた’が、筍の’ソラタケー’を、大きく揺すり、出発地点に倒れる様にすると、

「倒れるぞぉー!!」と、力強く叫び、’はしれ’は、倒れ出した瞬間に、お宝の’サジ加減布袋’を、しっかりと掴み取りました。

倒れる勢いは増し、そこで、’ももた’は、”キビキビ団子”を2個食べると、左門に向かい、凄い速さで走り出し、

そして、倒れ切れる寸前になると、’鉄歯’は、大蝙蝠の赤バット’てつは’に戻り、

’はしれ’を掴むと、高さ1メートル超の’芝っ’に優しく降ろしました。

 

お爺さんの存在しない「居神の星」時間。現在、お宝探し出発、翌朝08時59分50秒。残り時間10秒。

’はしれ’と’ももた’は、御猿・緒雉・雄犬・の待つ、’おう湾’地区の左門に、

残った’ミカタの塩’と’サジ加減布袋’を持って、時間内に戻る事に成功しました。

・・・お爺さんが、居なくなった。と、思う者は、誰一人居ません。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・126話

2019年11月04日 00時00分00秒 | 物語!?

ネズミ達の話が、解る様になったお婆さんは、音を立てない様に、静かに話を聞きながら、様子を見ていました。

そこへ、やはり巨木の洞に吸い込まれた、オニギリと’きんの’、’鉄の斧’が、その部屋に転がり落ちて来ました。

そこで、元気なお婆さんを見て、安心した’きんの’は、’多厳の滝’の出来事を話しました。

その話を、聞き終わったお婆さんは、お爺さんの事など、何か知っている様でしたが、

「無事が何より、一番だから」と喜んでくれました。

そして、’きんの’には、ネズミの鳴き声を聞いても分からない様なので、

どうやら此処は、ネズミの世界らしいと説明しました。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・125話

2019年10月27日 00時00分00秒 | 物語!?

今回のお宝探しの出発地点でもある、’おう湾’地区の左門に、24時間以内に、

2つのお宝、’ミカタの塩’と、ノラ印の’サジ加減布袋’を見つけ出し持って行く。

制限時間まで残り、5分。その時、伸びが止まっている筍の’ソラタケー’の下から、

拡声器で、お爺さんの声が、「倒れるぞぉ~~!!」と、愕然としている、

’はしれ’とは裏腹に、とても呑気な声が届きました。

これを聞いた’はしれ’は、何か吹っ切れて、最後まで力を振り絞ろうと、奮い立ちました。

 

一方のお爺さんは、”昔取った杵柄”とばかりに、手斧を取り出し、筍の’ソラタケー’が、出発地点に

倒れるように、下で樵の腕を振るっていました。そこに届くには、十分に伸びていて、長さは心配ありません。

’はしれ’は、倒れ出した瞬間に、飛び付く様にして、お宝の’サジ加減布袋’を、しっかりと掴み取りました。

筍の’ソラタケー’は、左門に向かって、速さを増しながら、凄い勢いで、倒れ出しました。

そこで、お爺さん。自分も間に合わなければ、失格になります。ここぞとばかりに、”キビキビ団子”を取り出しました。

しかし、お婆さんの宇宙伝書鳩’コウ’から、受け取った伝言便の注意書きを、読んでいないお爺さんは、

一度に3個食べてしまいました。すると、書いてあった通りに、あっと言う間に、亀の姿になり、過去へ、、。

(海で釣りを楽しんでいる、’うらし’と’きんの’の52話へ、戻る)

「居神の星」現在、08時59分。制限時間まで残り、1分。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・124話

2019年10月21日 00時00分00秒 | 物語!?

’きんの’が来る前に、巨木の洞に吸い込まれた、お婆さんとネズミが、

吐き出される様に出た所は、お婆さんの家でした。

しかし、何か違います。人の住んでいた様子が全然ありません。

そして、お婆さんは、ネズミの話す言葉が解る様になっていました。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・123話

2019年10月15日 00時00分00秒 | 物語!?

「居神の星」の’おう湾’は、朝を迎えていました。

金剛石座に在る12球星団の一等星「ゐってつ」が、天頂に昇り、

西の水平線に向かい出すと、筍の’ソラタケー’も伸びが止まっていました。

’はしれ’は、”キビキビ団”の効果が切れて襲って来た、10倍の疲れと闘いながらも、

’ミカタの塩’の入った、アン入り白饅頭を食べ、丈が1メートル超の’芝っ’になり、

下で見守ってくれている安心感に、手の爪に装着され、10個の’鉄歯’になって支える、

赤い手と赤バットの大蝙蝠の力を借りて、お宝のノラ印の’サジ加減布袋’が現れ、

宙に浮いている所まで登って来ました。

しかし、掴まっている所からは、どうしても手が届かず、時間だけが過ぎていきます。

もう、’芝っ’を信じて、お宝に飛び付いて、そのまま落下しようかと、腕時計を見て

「もう、間に合わない、、」’はしれ’は、愕然としました。

取る事に夢中になり、時間を考えていませんでした。「居神の星」現在、08時55分。

’おう湾’地区お宝探し、制限時間まで残り、5分。下からは、お爺さんの声が、、。

つづく。