とっても、喜んぶ♪♪

とにかく、喜んぶ♪ついてる!ついてる!!
~チョッと~振り向いてみただけの異っ星人~♪♪
~300908SA

むか~し、むか~し、・・・122話

2019年10月07日 00時00分00秒 | 物語!?

’きんの’は、目覚めた巨木の傍で夕暮れを迎え、呆然としていました。

あの、’多厳の滝’の出来事は、全て、幻想、、、?そして、巨木の洞は何処に、、。

そんな事を思いながら、「お婆さんは、大丈夫だろうか、、」と、呟きました。

 

これから、どうすれば良いのか判らなくなり、取り敢えず腹が減っては、動けない

と、オニギリを食べようとしましたが、手を滑らせ下に落とすと、転がり出しました。

オニギリ、コロリン、スッコロリン、、、。

すると突然、巨木に洞が現れ、一瞬にオニギリを吸い込むのと同時に、

’きんの’も、’鉄の斧’と転がる様に、吸い込まれてしまいました。

’きんの’も、コロリン、スッコロリン、、、。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・121話

2019年09月29日 00時00分00秒 | 物語!?

'ミカタの塩’の入った、アン入り白饅頭を捕って食べ、筍の

'ソラタケー’の根元まで急降下した’しばっ’は、その四方を覆い

尽くして生い茂る、丈が1メートル超の’芝っ’になり、’はしれ’が

落ちて来ても、怪我をしない様に備えました。

手に向った’てつは’は、10個の’鉄歯’になり、やっと掴まっている

’はしれ’の手の爪に装着して、しっかりと支えました。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・120話

2019年09月22日 00時00分00秒 | 物語!?

’きんの’は、巨木から少し離れた、夕暮れの林の中で目覚めました。

足元には、滝に落としたと思った、普通の’鉄の斧’だけが有りました。

お爺さんの斧、金と銀の斧と、装飾神具’ドラ、好いもん’は有りません。

そして、オニギリは、海苔が巻いてないままでした。巨木の近くに

在った筈の’多厳の滝’も無くなり、どこまでも森が続くだけになっていました。

・・・全ては、切られそうになった、巨木が見せた幻だったのでしょうか、、。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・119話

2019年09月15日 00時00分00秒 | 物語!?

落ちて行く’ミカタの塩’も入った、アン入り白饅頭を捕って、

食べてしまうと、大蝙蝠の赤バット’てつは’は、”キビキビ団子”の

効力が切れて、襲って来る10倍の疲れに耐えて、伸び続ける筍の

’ソラタケー’に、やっと摑まっている’はしれ’の手に向かって来ました。

そして、赤い手の’しばっ’は、根元に急下降して飛んで行きました。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・118話

2019年09月09日 00時00分00秒 | 物語!?

「全部、私の斧では有りません!!」と’きんの’が答えると、’多厳の滝’の主は、

「流石ですね。貴方の言う通りです。この中に’きんの’さんの普通の’鉄の斧’は

有りません。この普通の’鉄の斧’は、貴方の家のお爺さんが、若い頃に、この滝に

落とした斧です。そして、その時も貴方と同じ質問をしました。その返って来た答えは、

「それ全~部ぅ、自分の落とした斧です~!!」

「’きんの’さん、貴方と真逆の答えでした。その時は、余りに図々しくて、もう呆れ

てしまい、斧は残して、お爺さんは家まで吹き飛ばして終わりにしました。さあ、

’きんの’さん、この滝に落とした、貴方が手入れを怠らず、大切に使っていた斧を

お返しします。他の斧なども、差し上げます。斧はどれも、1回だけ特殊な力を

発揮します。’その時が来れば’、ですが役立つ事も有るでしょう。」

’きんの’は、話を聞いて驚きながらも、’多厳の滝’の主の雰囲気が変わったと思っていると、

最後はやはり、

「’きんの’さん、此処は’多厳の滝’だけに、此の事はタゴン(多言)、タキ(無き)様に、、何て!」

と言うと、笑顔で姿を消しました。

何時の間にか、お囃子も聞こえなくなり、’きんの’の前には、1回だけ特殊な力を発揮

する事もある、’きんの’とお爺さんの斧、金と銀の4本の斧と装飾神具’ドラ、好いもん’。

そして、食べられた筈の、海苔を巻いたオニギリが残されていました。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・117話

2019年09月03日 00時00分00秒 | 物語!?

大蝙蝠の赤バット’てつは’と、赤い手の’しばっ’は、飛んで来る球体は捕る!

と云う習性が有りました。それを、落とす何て有り得ません。

’はしれ’が、投げて来たけれど、届かず落ちて行く’ミカタの塩’が入った、アン入り

白饅頭にも、向かって飛んで行き、難無くそれを捕ると、食べてしまいました。

すると・・・。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・116話

2019年08月28日 00時00分00秒 | 物語!?

「’きんの’さん。貴方が手を滑らせ、この’多厳の滝’に落とした斧は、何と!私の大切な

装飾神具’ドラ、好いもん’に当たり、その鎖を切ってしまったのジャ、イアン~!!」と。

’多厳の滝’の主、‘寿限無、寿限無、五劫の擦り切れ、海砂利水魚の水行末雲来末風来末、

食う寝る処に住む処、やぶら小路の藪柑子、パイポパイポパイポのシューリンガン、

シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーの、ポンポコナーの長久命の

長介だよ、善因修業!’は、今にも泣きそうになりながらも、何故か、静香ちゃん風に告げました。

そして、続けて「貴方の落とした斧は、

壱、普通の’鉄の斧’

弐、燻しの’銀の斧’

参、兼備の’金の斧’

のどれですか。アタックチャーンス!!」と、、。

’きんの’は、一応、「コダッマ、、コマッタ、、」と軽く受けながらも、

あっさり、「全部、私の斧では有りません!!」と答えました。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・115話

2019年08月20日 00時00分00秒 | 物語!?

大切なお宝’ミカタの塩’でしたが、’はしれ’に迷いなく、お爺さん

にと残して置いたアン入り白饅頭2個に、少しづつ入れました。

それを、疲れが襲っている中、力を振り絞り、大蝙蝠の赤バット

’てつは’と赤い手の’しっば’に投げつけました。

しかし、それは届く訳も無く、地上に落ちて行きます。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・114話

2019年08月12日 00時00分00秒 | 物語!?

 

’きんの’は、’多厳の滝’に落とした’鉄の斧’を早く探したいのですが、繰り返し

「お困りの、呑気な’きんの’、のり巻こう」と回文を、もう笑わせると言うより、

鬼気迫っていたので、持って来たオニギリに海苔を巻きました。

すると、実は空腹だっただけの’多厳の滝’の主、‘寿限無、寿限無、五劫の擦り切れ、

海砂利水魚の水行末雲来末風来末、食う寝る処に住む処、やぶら小路の藪柑子、

パイポパイポパイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイの

ポンポコピーの、ポンポコナーの長久命の長介だよ、善因修業!’は、

「オニギリ、怖いー!!」と言いつつも、その海苔が巻かれたオニギリを、自分の所に

瞬間移動させると食べてしまい、ご馳走様。そして、一言、「サプライズ!!」

’きんの’は、「欧米か!!」の次は、これかと、思い出した様に「いい加減に、セロー、、」

と小声で突っ込んでおきました。

オニギリを食べ終えると、やっと徐に「’きんの’よ。貴方が手を滑らせ、、、」

つづく。


むか~し、むか~し、・・・113話

2019年08月05日 00時00分00秒 | 物語!?

’はしれ’が”キビキビ団子”を食べて、10倍の速さで、伸び続ける筍の

’ソラタケー’を登り出してから3時間。突然、その効力が切れて、今まで

経験した事の無い疲れが襲っていました。

お婆さんからの伝言便の通り、これから3時間先まで’はしれ’を、10倍の

疲れが襲ってきます。

大蝙蝠の赤バット’てつは’と赤い手の’しばっ’は、筍のカワ、カミ切って

倒そうと狙っています。

’はしれ’は、アン入り白饅頭を腹一杯食べた事も加わり、筍に摑まっているのが

やっとでしたが、お爺さんから預かっていた’ミカタの塩’を取り出しました。

衛星「居神の星」時間、現在23時30分。残り時間、9時間30分。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・112話

2019年07月29日 00時00分00秒 | 物語!?

しかし、厳かな雰囲気の何処からともなく、お囃子が聞こえて来ました。

すると、‘多厳の滝’の主、‘寿限無、寿限無、五劫の擦り切れ、海砂利水魚の水行末雲来末風来末、

食う寝る処に住む処、やぶら小路の藪柑子、パイポパイポパイポのシューリンガン、シューリンガン

のグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーの、ポンポコナーの長久命の長助だよ、善因修業!’は、

「わざわざのお運び、ありがとうございますぅ」とペコリと頭を下げ、

「お困りの、呑気な’きんの’、のり巻こお」と言うと 「これは、怪文、、いやいや回文どすぇ~!!」と

言って‘きんの’を見ました。ですが、突然の事にポカ~ンとしているので、続けて繰り返し

「Oh、I'm Sorry!!」と言って、手を頭の後ろにやって 笑わせ様とするので、

‘きんの’は、思い出した様に「欧米か!!」と突っ込んでやりました。

その後も、何度も回文を繰り返し言うので‘きんの’は 、持って来たオニギリに海苔を巻いて見ました。 すると、・・・。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・111話

2019年07月23日 00時00分00秒 | 物語!?

しかし、’おう湾’に昇る、金剛石座に在る12球星団の一等星「ゐってつ」に向かって伸び続ける筍の’ソラタケー’を

”キビキビ団子”を食べて10倍の速さで登り続け、赤い手の大蝙蝠の’しばっ’の打って来たアン入り白饅頭を、2個を残して

他は美味しそうに食べ切った’はしれ’に突然、今まで経験した事の無い疲れが襲って来ました・・・。

お爺さんが、読まずに自分の手荷物に仕舞った、お婆さんの宇宙伝書鳩’コウ’から受け取った伝言便には、

お爺さんへ

”キビキビ団子”は1回に1個食べると10倍の速さで、2個食べると100倍の速さで動く事が出来ます。

ですが、3個以上食べてはいけません。理由は判りませんが、亀になって過去に飛ばされてしまいます。

作用時間は、団子によって違うので、食べて見ないと判りません。それと、食べて体力が増幅した訳ではありません。

脳に作用して気分の高揚が無制限になっただけです。その効力が切れると、普段の10倍なら10倍の、100倍なら100倍の

疲れが、効力のあった時間分だけ襲って来ます。食べ過ぎに、注意なさって下さい、、フフ

※3個食べてしまった時には~~ ~~ お婆より

と、こう書いてありました。当然、‘はしれ’が、これを知る由もありません。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・110話

2019年07月15日 00時00分00秒 | 物語!?

’きんの’は、手を滑らせてしまい、振りかざした’鉄の斧’は、巨木の近くに

轟轟と流れ落ちる、’多厳の滝’に吸い込まれる様に落ちてしまいました。

すると、辺りは一変、霞が掛かり、その滝の流れの中から、‘多厳の滝’の主、

寿限無、寿限無、五劫の擦り切れ、海砂利水魚の、水行末雲来末風来末、

食う寝る処に住む処、やぶら小路の藪柑子、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、

シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイの ポンポコピーのポンポコナーの、

長久命の長助だよ、善因修業!が、厳かに現れました。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・109話

2019年07月07日 00時00分00秒 | 物語!?

’おう湾’に昇る、金剛石座に在る12球星団の一等星「ゐってつ」に向かって

 伸び続ける筍の’ソラタケー’を、”キビキビ団子”を食べて10倍の速さで登り

続けている’はしれ’は、お腹が空いていたので、飛んで来るアン入り白饅頭を、

2個を残して、他は美味しそうに食べ切ってしまいました。

それを見た赤い手の大蝙蝠の’しばっ’は、「しばったー!!」と叫び、大蝙蝠の

赤バット’てつは’は、「筍のカワ、カミ切れぇー!!」と、赤い顔に青筋を立て

て興奮 して言い放ちました。

しかし、今まで順調に登り続けていた’はしれ’にも、・・・。

つづく。


むか~し、むか~し、・・・108話

2019年06月30日 00時00分00秒 | 物語!?

’鉄の斧’を持って’きんの’は、位置情報を頼りに森を進んでいる途中で、

猫と家に戻る’はなさ’に出会い、今までの事情を聞き巨木の所まで来ました。

しかし、巨木のてっぺんまで登って探しましたが、幹にネズミでも入れる

な洞は有りませんでした。

そこで、’きんの’は、巨木を切り倒そうと’鉄の斧’を振りかざすと、手が滑り、

つづく。