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『虚々実々』〜 嘘か誠か、誠か嘘か?~

2023年12月19日 | SAKURA特急

浪花人情紙風船団 第20回公演 『虚虚実実』〜嘘か誠か、誠か嘘か?~
2023年12月16日(土)13:00~ / 近鉄アート館 12/15~17

 

 

「虚虚実実」とは・・?

全部で十三篇からなる『孫子』の「虚実篇」なかに「兵の形は実を避けて虚を撃つ」とあり、この一文が「虚虚実実」の由来。

「実」は中身が満ちているということから守りが堅いこと、「虚」は中身がないことから備えにスキがあることを表しており、敵の備えが薄いところを狙って打つべしという意味。

戦いにおいては、相手の強みや弱みを徹底的に研究し、弱みに戦力を集中して突き崩すことが必要ですが、当然ながら敵もこちらのことを研究しています。策略や謀略の限りを尽くして敵の裏の裏をかき、相手をうまくと出し抜かなければ、自分が先にやられてしまうかもしれません。そのような背景から「虚虚実実」という言葉は誕生しました。

「虚虚実実」の意味とは?読み方や由来と使い方を例文付きで解説 | TRANS.Biz (trans-suite.jp)

 

 

へぇーそうなんや「虚虚実実」って^^、そんな面白そうな演題に興味がそそられた。桜花ちゃんも出演されるんなら観に行きたいなぁ~と思うものの、先月も大阪に行ったばっかりやし~コチョットばかし言い出しにくい・・。そんなとこへ、ちょーど良い朗報!?が届く^^;;;


実は今年の10月末、夫の2番目の兄さんが癌で亡くなった。

6人姉兄妹の夫。早々と5年前には三男の兄も見送り、今年秋には長男の七回忌の法要を終えた。気がつけばもう男子は主人だけになってしまったのだ。

思えば、今年は我が家の両親が亡くなり、主人の兄の七回忌に続き、長女が嫁いだ先のおばあ様の一周忌もあった。そんなところへ2番目の兄さんの訃報が届きました。主人にとって今年は随分と忙しく慌ただしい一年だったと思います。


そして、その次男さんの納骨を12月16日に一心寺で執り行うという連絡が入ったのでした。

でも、納骨に参列できなくても後でお参りに行くことは出来るんでは・・? なんか、私の都合いい考えで申し訳なかったが、さっそく主人の承諾を得るやいなや電話予約でチケットを取らせてもらった^^v


一心寺には、先に亡くなった三男さんも納骨しているので、4年後(令和9年)には共に15期佛めのお骨佛となって姿を現し開眼されるんだと思うと何だか感慨深いものもあります。


お兄様方、今回はどうも有難う^^すんません^^; どうぞ安らかにお眠りになってくださいませ。。。
そして、仏様^^;;; 身勝手な私くしめをお許しくださいませ・・ m(__)m 

 

 

ということで、12月16日^^! 主人と一緒に観劇参りと相成りました~\(^o^)/


『虚々実々』〜嘘か誠か、誠か嘘か?〜  12月16日(土)13:00~ 

作:南条好輝 / 演出:紅 壱子

出演
紅 壱子,   和泉敬子, 洋あおい, 未央 一, 三原あや, 桜花昇ぼる, 大咲せり花, 小安展子, サーシャ

大竹修造, 南条好輝, 鍋島 浩, 戸田都康, 田村ツトム, 一谷 伸, 松谷圭悟, 遠西光陽(和泉大輔 降板)


物語
商店街の古本屋の主人・亀山大吉が急死したという訃報が町内を駆け巡る。何故か、家族のみによる密葬に頑なにこだわる妻・松子であったが、町内一のお節介焼きの婦人会長に押し切られ、自宅で町会主催の通夜・告別式が執り行われることになった。
その昔、大吉と大喧嘩してそれぞれ縁切りされていた三人の娘が、母親のたっての希望で久しぶりに実家に戻ってきた。
通夜に集まった町内の顔馴染みたちが、大吉を偲んで思い出話に花を咲かせる。
ところが、遅れて来たスナックのママの失言から問題勃発!
残された母と三人の娘の、父に対うる本音とは? そしてその成り行きに一喜一憂しながら耳を傾けていた大吉を取り巻く真実とは・・?
奇想天外な大ドンデン返しに、すべての真実が明かされる。

 

 

まず最初に御礼をば、快適なお席をご用意いただき有難うございます。会場で手にしてまさか^^;まさかの席番に嬉しくて^^覚えていてもらえたんやわと胸が温かくなった^^;;;(おとうさん、そっちね。私はココ^^;)

 

さて、物語の始まりは病院のベッドに横たわる亀山大吉。家族が見守る中で生死の狭間を行きかう。しかし、やがて心拍計が止まる・・。

何事もなかったかのような場面転換。ここから何とも馬鹿げたお話が始まる。

狂言芝居の葬式で勘当した娘達を呼び戻そうとする夫婦。しかし、そこにバッタリやってきたお節介好きの婦人会長の早合点で話は予期せぬ展開へと猛進展していくのですが、、、



そんなお葬式のドタバタ物語を眺めながら、独りぼんやりと思うことがあった。

今年は我が両親を一度に見送る淋しい体験をしたのに、なぜかまたこうして自ずからお葬式が題材の演劇と向き合っていることに気が付いた。きっと、主人も癌を患って亡くなった兄さんのことが脳裏を過ぎっていたかも知れない。

でも、主人は余命を宣告された兄さんの為に今年は何度も大阪に通って見舞っていたし、私も両親に対しやれることはやった!(~けど、父親に対しては少し心残りが・・)

 

公演パンフレットで、紅壱子さんの挨拶文を読む。

偶然にも私と同じ介護中のお母さまを急死で亡くされている。そして、慌ただしい中でこのお芝居に臨んでいるのですね

『お葬式は人生の次のステージへの出発だと思っている。だから98歳大往生の母へは「ありがとう」と言って拍手で送った(焼き場でちょい目立っていたが・・・)。』と紅さんは語る。

 

 

そうそう^^;そうなんだよねぇー!!!  紅さんのお母さまには負けるけど、私の父だって90歳までよう頑張ってくれてたんだー^^;;; 無口な父だったからこれと言って思い出に残るような話は無いけど、有難いことに周りを見渡せば父が汗水稼いだ功績は大きく重く今も存在していることに今更ながら気づく。

本当は私も葬儀後、メモリアル映像後に父を思いながら紅さんのように拍手を送りたかったのですが、一瞬の迷いで届けることが出来なかったのでした。父は、わかった!わかった!と言って写真では頷いていたけど、どうも私の気持ちとして収まらなくて・・、かと言って母の葬儀にする訳にもいかず・・。(あとで主人に話したら、場的に考えもんかもな~と・・)



そんなこと考えてる間に物語は二転三転して、いきなりこのお芝居のクライマックスに飛んじゃうんで皆様には申し訳ないのですが~^^;(後でゆっくり~)

 

三女杏子から、へんちくりんな死化粧をされた亀山大吉お父さん。ムッズと起き上がって十八番の「娘よ」を歌い出す~♪ そして娘達に向けた本心を物語るんですよね~~^^; さみしかった~~さみしかったぁ~~~って^^;;

 

杏子がした死化粧は本当にへんちくりんだったんだけど、白塗りだったこともあり一目見るなりあの時の我が父の面影と瞬時に重なってしまったのでした。大吉さんが発する言葉はそのまま父の代弁のように感じてしまい、涙がとめどもなく溢れてきてしまった。きっと、父も寂しい思いをしていたんじゃないかなと思われて・・。

父は色白でしわも少なく年齢よりも若く見られていたせいか、化粧が施された死顔はまるで歌舞伎役者のような別人であった。そんなこともあって、母の時はなるべくノーマルな化粧でお願いしますと先に伝えたほどだったんですよね。


お芝居に戻りますが、そんな風にしてやっと、大吉父さんは本心を語ることができたのでした。

もぉ~もぉもぉ~~ネ^^! そんな大吉父さんが愛おしくて、亡き父に、父ちゃんに謝りたくって、、そして頑張ってきた父を賞賛してあげたくって、、亀山大吉さん役の大竹修造さんの向こう静かに佇んでいる父に大きな拍手を送らせてもらった^^v もちろん、大竹修造さんの熱演が素晴らしかったからこそなのですが。

 

終演後、ロビーにて浴衣姿で寛いでいた大竹修造さんをお見かけ初めてながら写真をお願いして一緒に納まって頂いたのでした^^v 

ほやけど戯けたことに、お名前も知らずにお声をかけたものだから、軽々しくも、おとうさん!お父さん!って^^;;; その節は誠に御無礼を申し上げて平にお許しくださいませ~ m(__)m。そんな私やったのに、写真にはお優しい笑顔を有難うございます。

 

南条好輝先生^^紅壱子先生^^思い出に残る楽しい作品をありがとうございました。また、お目にかかる機会がありましたら宜しくお願い致します。

松岡一輝先生作曲の「藤美商店街の歌」もメチャ愉しくて、主人は頭だけですが帰って来てからも鼻歌交じりに繰り返し歌っていました。もう朝ドラと混同しちゃってるかもだけど~(笑)。

はぁ~^^楽しかったわ。。。

ここらで、ちょっと  (^。^)y-.。o○  します。。。

つづく~♬


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