☆ たけふ菊人形公演 ☆ 10月3日(水)~11月11日(日)
OSK グランドレビュー 秋のおどり 『シャイニング・オータム』 ー 源氏物語より ー
さて、楽日の感想です!
珍しいことに、あの堂々とした本居先生扮する瑞木さんが、
初回お歌の音を2回はずされました。
私が観劇するところでは初めてなので、瑞木さんの緊張度が解りますね。
なんだかこちらまでドキドキでしたが、
その後はいつもの瑞木さんの調子を取り戻されていました。
本居先生の口癖「あわれよのぉ~」も、いつになく艶っぽく~~~♪
やはり一番は、最後の扇ぎを縦に広げながらの「あわれよのぉ~」が最高!
「あぁ~・・はぁ~ぁあ、ひゃわぁれよ・・のぅ~~~」もうホントにって感じでしょうか(笑)
藤壷の沙月さん、
艶のある伸び伸びとしたお歌を聴かせて下さいましたね。
毎回うっとりとひとり酔いしれておりました。
しかし、またこれが難しい歌なんですよね~~ぇ・・
何回も何回も繰り返し聞いて覚えちゃったのですが、未だに歌えないのは私だけか・・?
沙月さんの歌声に、凛とした藤壷の宮像を見たように思います!
波輝さん、もう~~あなたって人は・・
ウインク飛ばしてみんなの視線を独り占めしていたでしょう~(笑)
さて、期間中通してほんと光源氏よかったと思います。
一生懸命演じているのがひしひしと、
もう愛おしいぐらいに伝わってきていました。
初日の誰?あの危なげな子は・・!? よく見ると波輝さん、あなたでした。
楽日の源氏が藤壷を抱きかかえるその姿は、初日に比べ
一回りも大きく見えました。ってことにしておきましょうか・・・(笑)
頭中将、一目見るなりその艶やかなしっとりと濡れたような安希さんのお顔に
密かに胸を時めかせていたのは私だけではなかったはず・・
この日は、いつになく美しく舞を舞う姿に見とれて心を奪われた私くしでした。
熱い視線をわかっていただけたでしょうか?
(ちょっとぉ~ぽぽさん、あなたって誰が本命なの・・・!?)
(何をほざくかぁ~!ええもんはええんじゃわい!)
安希さんの安定した演技、舞、ダンス、どれをとっても再度確認納得させられました。
もうダンスには、心臓射抜かれっぱなしでしたよ(爆)
弟子のケンゾウこと、高世麻央さん。
前によく通るはっきりした声の持ち主で、改めてその存在感にビックリしています。
ちょこまかと動くところは、あのブチネコそのもので(笑)
こうゆう役どころはお手の物なのでしょうか・・
伸び伸びとしたあなたの持ち味を生かして大きく成長してくださいね。
水無月さん、葵の上との車争いの場面ですが、楽日のお二人のやり取りには、もう目から火花が飛び散るのかと思わんばかりの睨み合いにこちらはドキドキ!ワクワク?させて頂きました(笑)
生き霊になっても、止める源氏を振り返りながら見る切なそうな目には、なんともやり切れない思いが増すばかりで、葵の上に向けられるワナワナと震える拳は、源氏に向けたいですよね~ほんとに・・
それが出来ぬ女心~あぁ~~ 去り際のお顔の表情よかったです!
上級生の中に入り演技されていた丘さん、なかなかよかったのではないでしょうか!
車争いでは、随分たのしませてもらうことが出来ました。
去り際の表情は最初の頃の方が、堂にいっていたように私は思うのですが、どうでしょうか・・
そうそう源氏に抱きかかえられての死に際の最後のセリフ
「うれしい~~」の響きが楽日とってもよかったと思います。
いつもと違い葵の上の哀しさを物語っていたようで心にひとつ残るものがありました。
珠希さん、長身の桐壷帝のお姿をこの日、正面間近に仰ぎ見ることが出来ました。
ああ~なんと神々しい・・
見上げていた我をお許し下さい、貴方の美しき存在に気づくのが遅すぎました。
そして何もかも知っていながら、藤壷宮を見守るその優しい眼差しを垣間見た時、背筋を走る戦慄を覚えたのでした。
次回、逢える日を楽しみに待っています。
本居先生の一番弟子のタイヘイこと陽月れなさん。
源氏物語で見せてくれた綺麗なお弟子さん姿と違って、「やんしき音頭」ではまた違った面をみせてくれて場内を湧かせて下さいましたね。
厳しい特訓!ありがとうございました(笑)
存在を知ったからには、陽月さんの今後の活躍に注目したいですね。。
まだまだ、ご出演された技芸員さんいらっしゃいますが・・
ごめんなさい・・まだまだ新米ファンゆえ、このへんで御勘弁くださいませ!
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