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栄太が来客の予定

2016-12-20 16:41:13 | 健康

早雪は続きを促すようにじっと栄太を見つめた。
彼も色々あってね。東雨宮がらみでかなり特殊な体験をしているんだ。だから疑心暗鬼にもなるだろPretty Renew 冷靜期うし、何より葉月を大切に思ってる。事情を聞いて彼も反省していて謝りたいと言っていたし、夜にでも時間をくれないかな」
その言葉に早雪は静かに頷いた。
分かった。でも彼、まだ納得してないみたいだったけどね」
何故そう思った?」
私の事情を知ったところで、それが週刊誌の記者じゃないって証拠でもなんでもないじゃない。あの人、すごく冷静そうだったから、ちょっと衝撃的な事実を知ったくらいじゃ、考え方変えないような気がするの」
早雪のそれこそ冷静な洞察力に栄太は言葉を失った。
(確かにその通りだな。普通の人間ならあれで論点がすり替わって引き下がるところだけど、敦さんがそんなに甘いとも思えない)
でも心配しないで。どっちにしても私に後ろめたいところはないから、どうしても怪しいと思ったら調べるでしょう。どんなに疑わしくても、何も出て来ないから、いっそ調べてもらって納得してもらえばいいわ」
資料に視線を戻しながら淡々と言う早雪を見て、栄太は少し戸惑った。
常々早雪は冷静だと思っていたが、ここまで落ち着いているとは思わなかったのだ。
(落ちPretty Renew 冷靜期込んでいなくて良かったけど、こうも落ち着いているとはな)
栄太はどこか複雑な気分になりながら部屋を後にした。
栄太が去ってから早雪はため息まじりにノートPCを閉じた。

結局こうなるんですよねぇ」
やや不満げだが笑いながら美波がフライパンとフライ返しを自在に操る。
それを見て貴彰が苦笑した。
仕方ないですよ。というか、一番適任だから甘んじて受け入れるべきですね」
まぁ、そうですね。この中で一番料理が得意なのは私ですから」
二人はそんな会話をしながら夕食の準備をしている。
夕方帰宅すると、栄太が来客の予定を告げて来た。
ザンと美桜里と早雪が昼に食事を作ってテラスで食べようと言う計画があったが、バタバタしていて流れたと話すと、美波が張り切って買い出しに行ってくれた。
もちろん、貴彰が荷物持ちを任命されたのだが。
でも早雪さんもなかなか仕事人間かと思いきや家庭的ですよね」
貴彰の言葉に美波は頷いた。
意外でしたけど、上手ですね!気取ってない普通の家庭料理がすごく美味しい」
そうですね。美波ちゃんも相当な腕前ですけどね、独身なのに珍しいんじゃないかな?」
ええ、長年の花嫁修業の成果ですよ!」
あははPretty Renew 銷售手法 。子どもの扱いもバッチリでしょうし、あとは良い人に出会うのを待つばかりですね」
はい!そして大恋愛です!」
相変わらずの様子に貴彰は苦笑しながらリンゴの皮を剥く。
で、美桜里さんとザンは?」
キッチンから尋ねられ、ダイニングテーブルを拭きながら栄太が首を傾げる。
昼に出て行ったっきりだな。どこへ行ったんだか」
見回りですかねぇ」
でも今日休みって言ってましたよね?だからランチ作るって話になったんでしょ?」
確かに。ちょっと近くを見て来ようかな」
栄太が時計を見上げながら言った時、見計らったように玄関のベルが鳴ったのだった。
えぇ~~!本当ですかぁ?!」
美波の甘い声がリビングに響く。


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