極道界の機関紙、アサヒ芸能。通称アサ芸。今週のアサ芸では、我が国最大の広域暴力団山口組における人事についての動向が報じられていて、なかなか興味深いものがあったのねん。
山口組。神戸が発祥の地であることはよく知られている。代紋の菱形からあたしは「菱」と呼んでます。その菱ですが、現在の主たる六代目司忍氏は名古屋のお人。出身母体弘道会はもちろん名古屋に音を下ろす組織。
そういうこともあってか、先ごろの人事では弘道会を中心にご自身の息の掛かった人材を要職に配したとのこと。ますます名古屋色が強まったワケですな。
弘道会のシノギ(合法非合法問わないお仕事)は、菱全体でかなりの売上を占めているという現状がありまして、お膝元たる関西始め他地域の意向は省みられていないのはどうも確かなようですね。
人事てえのは難しいですな。いくら優秀でも近しい連中で固めると風通しが悪うなるし、気を使うてあちこちから集めたら船頭多くして船山登るみたいなことになりかねんしの。
いちばん割りに合わないのは、菱本部で何かある度に警備に駆り出される兵庫県警のお巡りさんだったり(笑)。ご苦労様です、ホント。