【杉並の家(R): 南側リビングより北のキッチン方向を見る】
【家を考える時 広さ と 演出 とでは、どちらが大切でしょう?】
【杉並の家(R): 南側リビングより北のキッチン方向を見る】
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家を考える時
広さ と 演出 とでは、どちらが大切でしょう?
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家は機能によってどこかでは仕切られます。
階段 や 風呂・トイレ そして 個室 。
特に 階段はそこの壁をなくしたりガラスの壁にしたりして、隣接する部屋と一体にして広がりを感じるようにする事は、よくあります。
壁をとことん無くす事にこだわる人は、風呂やトイレの壁も対象です。
【杉並の家(R): 南側リビングと北のキッチンの間にある階段。】
家というのは個人のプライベートな場所ですから、何をどう作ろうと自由です。
たとえば、家のまん中に階段を配置し、トップライトからの光を楽しむと同時に広がり感を感じるようにする事もよい事です。
多少部屋の広さのバランスが悪くても、そのコンセプトを実現する事は、自由です。
それらは暮しを豊にしてくれるものですから。
【杉並の家(R): キッチン】
では、最初の質問に戻って・・・
家を考える時 広さ と 演出 とでは、どちらが大切か?
どちらも大切です。
家はオフィスや工場と違います。生産性や効率を求める場ではありませんから、演出があり豊さを感じられる場であるべきです。
ただ、どちらを優先するかと聞かれれば、私は
『 広さ 』 を優先します。
小さな家を多くやらせていただいて来て、限られた面積のなかでいかに『広さを確保するか』を考えているせいかもしれません。
『広さ』は、豊かさのひとつです。
何か『演出』を優先した結果、狭苦しく感じるのは、『家の豊さのひとつをつぶしてる』事になると思うのです。
壁をなくしたりガラスにしたりして、『感じる広さ』があったとしても、『行動できる広さ』を犠牲にしてはいけないと考えています。
大きな家なら、どう演出しても問題ないでしょう。
でも、あくまで大切なのは そこに住むの人の暮しであって、演出が過剰になって、テーマパークのようになってはダメですね。
【杉並の家(R): 北のキッチンより南側リビング方向を見る】
写真は、実家をリノベーションして2世帯住宅に作り変えた
杉並の家(R)です。
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実家リノベーション
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階段のあった所は、以前、ホームエレベーターがありました。
それをなくし、子世帯のための階段をつくりました。
キッチンは独立してしまいましたが、全体がひと部屋と感じられるように(演出)しました。
階段まわりの壁は、床と同じ杉板を張り、その存在を床の一部に感じるように考えたのもの演出と言えます。
この家全体の一体感を作るためであり、存在感のある階段をなるべく意識しない存在にするためでもあります。
【杉並の家(R): 階段を1階から見上げる】
この杉並の家(R)でも、床に杉板を使いました。
元気な男の子のいますので、床はぼこぼこの部分もあります。
それでも施主は「それでいいと思う」と言われます。
そんな・・杉の床(無垢の木の床)に興味ある方にご案内します。
家作りはたくさんの考える事があるので、考えるほどに わからなくなってしまいます。
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