Home Room ・シンプルな暮らしと家

建売住宅(なにを求めて・・そして次ぎの世代は)

建売住宅というか、中小のハウスメーカーの家と言ったほうがいいです。

それらのハウスメーカーの家は、さまざまな外観のバリエーションと数十にもおよぶプランが用意されています。ですから、その家を求める人は、カタログで家自体を選ぶのと同じことをされています。
しかし、日本中のどのメーカーも皆同じです。○○風・・・どれだけ、○○風があるのか、、ついていけません。
このような家を買う(建てる)人は20代が増えているそうです。
かわいい~・・決めての一つらしいです。
わからなくもなくもないのですが・・
その結果買う(建てる)家は、ペラペラの得体のしれない物質が充満する家なのです。。
家に対して、何を求めているのだろう・・・
マクドナルドでハンバーガーを買う、、なんだかその延長線にあるようにも、思えてしまいます。
家は、住めればいいのかもしれません。「かわいい」という気持を満足できればいいのかもしれない。なんっていったって、1000万円以下でも、フル装備の家が手に入ってしまう時代になったのだから。。

でも..違うんですよね・・・

家は、家族の感情、記憶、思い、、そうゆう人生の記憶装置であり収納装置であり舞台であるのです。さまざまな思いの中で、大切なことを実現することが大切で、それを実現するためには、他の事は後からでもかまわない、そう考え、今かけられるお金を使って家をつくり、時間と共に変わって行く自分自身や家族に必要なものを、必要な時に足していけばいい、それが、家づくり、だと思います。

安さ、かわいさで、ポンと手に入れるものではないと思うのです。

家に特別な思いをもっている、そうでなければいけないと思い込もうとしているのは、もう古いのかもしれません。

家に対してたいした思いがなくなり、カラッとした家では、そこで育つ子供達は、家についてどうゆう意識を持つのでしょう。。。2~3世代後には、家に対する価値観は全く変わってしまっているのでしょうか。。


○○風の家は作りません。もっと質感のある住まいを作ります+ 志田建築設計事務所

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