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建売住宅(坪20万円台の家)

建売住宅・・家を求める人の選択肢のひとつであり、否定するつもりは毛頭ありません。。ただ・・

建売住宅といっても、その内容にはものすごい開きがあり、ひとくくりに批評することはできません。
ただ、共通点は、商品として売り切らなくてはいけない、ということです。
周辺の相場より安いということが、決めての一つとなります。

地方において「安い」という点で価格競争は激しいようです。
おおまかに、その仕組みは・・・
メーカー(地元建売業者)は土地を仕入れ、建設・販売を行います。社員は、営業と現場監督です。
実際の工事は、木工・土工・サッシ・屋根・内装・塗装など、あらゆる工種を別々の職方に発注します。材料は、建売業者(元請け業者)が、一括で発注し、各現場に発送するので、各職方は現場で取付け作業をするだけ・・・。手作業というより、ほとんどオートメーションなんです。
エアコンや照明器具など含めて、坪20万円台で作るメーカーがあるそうです。あらゆる部分で余計な経費をはぶき、工場で加工を増やし、現場日数を減らし、さらに、年間何千棟という規模があるからできる事なんですね。
メーカー(地元建売業者)の「坪○○万円」という唄い文句は、「結局オプションがいっぱいあって、最終的にはもっと坪単価は増える」と思っていたのですが、今では違うんですね。正直びっくりしました。
「坪20万円台」なんて、手間代にもならないんじゃないの?・・下請けでやっている人に聞いたところ、そうでもないらしいんです。でも、「利益はでない」状態で、結局、数をこなさなければならないそうです。・・それはそうだろうと思います。

作っている人達はだれも儲からず、ひたすら数をこなしている。。現場の人達が無表情で時間に追われてこなしている、そんな風景が浮びます。


暮らしを楽しむための住宅つくります!+ 志田建築設計事務所

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