建築の現場において
いい職人さんだな、と思うのは
手際(てぎわ)がいい人だ。
[手際]:物事の処理の仕方。また、その腕前。技量。
手の早さも当然含まれるのだが、
手早く動くための、段取り、道具の配置、そして一連の動き
そのどれをとっても美しい。
無駄がなく流れるように作業が進んでいく。
どうしたら美しく仕上がるか
それは頭の中ですでに組み立てられている。
そのためには充分な経験を必要とする。
そうゆう職人さんの道具には緊張感がある。
私は職人さんの道具をまたいだりは絶対にしない。
建築の職人さんに限らず、どんな仕事でも同じだと思う。
料理人はもちろん、事務であろうが、営業であろうが、通じるものはある。
家事であっても同じだと思う。
そうじ、洗濯、料理、洗いもの、かたづけ、などなど・・
手際のよさは、その姿もやった事も 美しい。
私はほとんど料理はしないので、たまにやろうとすると、段取りが悪い。
うまく全体の流れを組み立てられない。
それができれば、料理もおいしくなるのだろう。
おいしい=美味しい
やはり 美 。
美しいものをつくる
それはデザインという行為。
なにもデザイナーという肩書きを持つ人だけの行為ではない。
日常の行為の中に、どこにでも存在する。
会社員も主婦も子供も、みんなデザイナー。
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私は、洗い物はよくやる。
いかに高率よくやるか・・・
そのためには、流しにある食器や鍋など位置を整える。
洗う順番、洗った後カゴに入れる順番を考えて洗っていく。
カゴに入れる位置も考える。
洗い物が終わったそのカゴは、美しい・・・?
結構、自己満足!