郊外の街並を見て思う

きのう、打合せで埼玉県所沢市に行きました。
10年ぶりに行った所沢はすっかり変わっていました。中心市街地には超高層マンションが建ち並び、驚きました。

新宿から所沢まで電車に乗り、久しぶりの路線なのでずーっと窓の外の街並を見ていて、ふと、以前感じていた”どこまでも続く街並”に対する自分の思いがだいぶ変わった、ということに気づきました。
以前は、無秩序に広がる都市や自分勝手なデザインの建物に腹立ってばかりいました。。。若かったんですね。というかモノの見方の選択肢が少なかったという事でしょうか。
今も当然イヤです。腹も立ちます。でも・・・・
「リノベーション」ということを真剣に考えている今、そんな建物や家を見ていると、「この家、使えそうだな」とか「このビルいじってみたい！」とか、考えてしまいます。ちょっと古くてイイ感じの建物が電車の窓の外を流れていくと、ドキドキします。
少し郊外に行くと、公団などの四角い箱の並ぶ団地もいいですね～。なぜって、、、年月が経ち、その充分に広く設けられた外部空間がいい感じになっているからです。その外観も今どきのごてごてしたマンションなどより、シンプルでよっぽどモダンなものに見えます。部屋は狭いかもしれません。でも全面的に内部を作り替えれば、まだまだいけます。とにかくその外部空間と低層なのがいいです。・・・これも、以前は全く興味ありませんでした。今は、宝物のように思います。

都市の再生を真剣に考えています。それは、再開発をするということではありません。個々の家、建物からはじまり、一外区、団地などの単位で少しづつその在り方を変えることです。・・・それが「リノベーション=再生」です。

中古住宅を買おうかどうか迷っていらっしゃる方、、、
団地の管理組合いの方、、、
これ読んでないですかねぇ・・・
ぜひ、ご連絡を!!