この写真は、3匹の猫がいる 風樂房(ふうらいぼう) という家の床です。
家をリフォームしてから9年経ちました。
床は、厚さ15mmの無垢の杉板 です。
風樂房(ふうらいぼう)・見学会 7月22日(土)
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写真は少し強調していますが、施主が物を落としたり椅子をひきずったりしてついた傷以外に
猫達の爪の、ほそ~い傷 もついています。
猫と杉板の床については、コラムに書きましたので
興味ある方はそちらを読んでみてください。
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上の写真を撮ったのが、工事してから8年の頃です。
杉板の色も変わっているし、傷もたくさんついています。
この状態を見て
「 いや、きたならしい~ 」 と思う人は
絶対に無垢の木なんて使ってはいけません。
こちらは、元気な男の子のいる家 杉並の家(R) という家です。
家の中で様々な事をして遊びます。最近では、この杉板の床の上で ベーブレード(駒)を回します。
そりゃあもう~ 傷だらけです^^
でも施主ご夫婦は、「ひどいでしょ!」と言いながら笑っています。
杉板にしてよかったと言います。
これみて 「ひどすぎる・・・」と思う人は
絶対に無垢の木を床に使わないでください。不幸になりますから。
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床に杉板を使った施主の人達は、皆、、、、
「 杉板ってすごくいいですよ。 やってよかった。 」
と言われます。
時間が経って、傷も凹みも増えます。色も変わっていきます。
杉足場板 というのが人気ありますが・・・
あれなんて、もっと苛酷に使われた杉板です。
でもむしろ 「 ヴィンテージもの 」 という見方をされています。
人の様々な行動に耐え、時間を重ねたものに美しさを感じる
それが ヴィンテージ
つまり、傷付いても時間に耐えられる物は、、、
人の暮しに寄りそえる という事だと思います。
そして、愛されます。
そうゆう物とともに暮す事が、
質のある暮し
というのではないかと思います。
時間に耐えられない、、、最初だけきれいな物 で
今の多くの家は 作られています。
時間が経つにつれ、きたならしくなり、、、
愛されなくなります。 そして 住む人の心もかさつきます。
あなたの家は 大丈夫ですか?