小説書きたい

今読んでいる、読んだ小説を日記と一緒に、感想・漢字・言葉の意味などをまとめたブログです!3日以内には更新!

読書戦記 『空のレンズ』

2021-11-21 22:42:00 | 日記
初めての感覚かもしれません…今までに感じた事のない読後感…
どうも!アラサー読書兵です!

この本の事を教えてもらったノグブラックさんは
読後感が…と言ってましたが、僕は読後感も含めて非常に良い作品だなと思いました!

今回はかなり熱く語れる気がします!

作品紹介
『空のレンズ』
片山恭一 著
です!

昨今の小説には失われつつある考えながら読む事という事の面白さ、色々な想像自分なりの答えが得られる良作であると思います!

最近はわかりやすさとかしっかりとした説明みたいなものを求めすぎると感じることもあったり、僕自身もその傾向があるように思います…悲しい笑

感想
2006年に描かれたとは思えないほど斬新だと思います!一つのしっかりとした『わかりやすさ』はないですが、それも含めてこの作品の魅力です!
導入の40ページ弱の文章は読みやすく、引き込まれ、最近若い作家さんにはなかなか難しいしっかりとした下地と読ませる文章全てのページが面白いとは言いませんが導入部分つまりは物語の『起』の部分『転』の部分とにかく引き込もうとするときの文章力の凄さですね!

280ページとは思えないほど高いレベルいろんな要素が詰め込まれています!
現代・バーチャル・未来・ミステリー・ホラー・ファンタジーとにかく色々です!
トイレのくだりは笑えましたし笑

説明が足りないところも確かにありますが、それでもすごかったです!
正直3冊くらいのシリーズものにできたくらいのスケールの作品じゃないかなと思いました!

久々に読書したな〜って思えました!

漢字・言葉コーナー

・埠頭(ふとう)
1 港湾において,船と陸岸とを連絡し,貨物の保管および荷役などの機能をもつ区域をいう。 岸壁,桟橋などの係船岸,上屋,荷役機械,倉庫,臨港鉄道,道路などの陸上設備が含まれる。

・馬蹄形(ばていけい)
1 馬のひづめに似た形。 ∩の形。

・旱魃・干魃(かんばつ)
1長い間雨が降らず、田畑などが乾いてしまうこと。ひでり。

・灌漑(かんがい)

1 水路を作って田畑に必要な水を引き、土地をうるおすこと。

・風紋(ふうもん)

1 風の働きによって砂の表面上に形づくられる模様のこと。 

・捩れる(ねじれる)


本当に今日読み切れるとは思っていませんでした!
久々に色々考えながら有意義な読書ができたことに感謝です!
これでまた明日から頑張れる!

それでは!また!次回!


読書戦記 『放課後探偵団』

2021-11-21 08:00:00 | 日記
どうも!アラサー読書兵です!

今回合作短編集です!
前回の合作短編集は『いきたくない』をテーマにしたものでしたが、今回は『ミステリー』というジャンルで縛ったものになります。

作品紹介
『放課後探偵団』
相沢沙呼・市井豊・鵜林伸也・梓崎優・似鳥鶏
です。

後で気づいたことですが相沢沙呼さんは『マツリカシリーズ』の方ですね後はこの短編がデビューの方もいたので個人的にそこを注目して読みました。ミステリーと短編の組み合わせが合うのかどうか気になるとこではあります!

感想
5作品中2作品良かったものとなると厳しいようですが1作品でした。
やはり短編とミステリーというのは合わないのでしょうか?
気になったことをあげるとするなら5作品の内3作品が『何かできている物語・関係』の続きのようなところが話が始まったところですかね。
僕がそう思うだけで、そうじゃないのかもしれませんが『短編集』らしさみたいなものが半減している気がします。

ミステリーなので説明が多くなるのは多少仕方ないですが、あまり面白い他は言えませんし、同期とか落ちが弱くなるので短編ミステリーはあまり合わないなと思いました。

意外だったのはこの短編がデビュー作の鵜林伸也さんが個人的に一番面白かったな〜と短編・ミステリーというテーマに一番合っていたと思いました。

あまりネタバレみたいなことはしたくないのですが、ご容赦ください。

・久闊を叙する(きゅうかつをじょする)

1 久しぶりのあいさつをする。 無沙汰をわびる。


・鞘当て(さやあて)

1 意地立てから起こったけんか。


・暇乞い(いとまごい)

1別れの挨拶(あいさつ)をすること。別れをつげること。


・コールドリーディング

1 事前に情報を収集せずに相手の気持ちを言い当てるようなテクニックのことです。 コールド(cold)は「準備なしに」、リーディング(reading)は「心を読む」という意味です。 一方、あらかじめ相手のことを調べておいてから言い当てる技術は「ホットリーディング」と呼ばれます。


・勇足(いさみあし)

1 物事を行なう場合、調子にのりすぎて目的をはずれたり、仕損じたりすること。


・濡羽色(ぬればいろ)


1 水にぬれた烏ののように、黒くつやのある髪の毛の形容。


かっこいい!!


・錯綜(さくそう)

1 複雑に入りまじること。入りくむこと。


・贋・偽(にせ)


・下駄を預ける

1 物事の決定や責任の一切を相手に任せること。


・魚心あれば水心(うおごころあればみずこころ)

1 《魚にと親しむあればもそれに応じるがある意から》相手が好意を示せ、自分も相手に好意を示す気になる。


・やおら

1 落ち着いてゆっくりと動作を始める様子。おもむろに。


なかなか肌に合わず読むのに時間がかかりましたが、できれば今日もう一冊あげたいところ!


寒くて外に出るのも億劫なこの頃。皆さんも良ければ読書しませんか?


それでは!また!次回!