どうも!アラサー読書兵です!
ガチガチの本格ミステリーを読んで疲れた頭の休憩がてらに、これまた衝動的に表紙買いしたものがありましたので、昨日はそれを読んでました。
さてさて、いつものように勝手に衝動買いした挙句毒を吐くのかどうなのか?笑
それではやっていきましょう!
作品紹介
『ぼくときみの半径にだけ届く魔法』
七月隆文 著
です。
代表作といえばやはり、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』ですかね?
実は僕は読んだことないんですが(弟1)曰く「あんま、合わんかった」らしいです笑
その時は気づいてなかったんですが僕が読んだ作品で言えば『君にさよならを言わない』です。一言で言うと幽霊が見えるようになった主人公が、幽霊達の問題を解決していく話でした。
読んだのは昔ですが、中々に面白かったと記憶しています!
(弟2)もこれを読んでいたらしく「俺は結構好きやった」みたいな事を言ってたと思います。
とまあ前置きが長くなりましたがそろそろ今回読んだ『ぼくときみの半径にだけ届く魔法』の感想に移りたいと思います。
※ネタバレ注意
感想
ジャンルは恋愛ものになるんですが、最初に抱いた感想としては、ありきたりなやつかな〜という印象でした。
理由としましてはまず主人公が写真に携わっている事。小説の恋愛ものって写真好きな主人公またはヒロインがとても多いんですよね。話のネタとして描きやすいのかな?とここまで聞くとまた毒舌回かなと思われる人もいるかもですが、安心してください!違いますので!
プロのカメラマンとしてどうにかして認められたい主人公と少し特殊なでも現代ならではの病気を抱えたヒロインが写真を通じて惹かれていく話。ここまで聞くとなんだかありふれた感じのストーリーなんですが。
僕個人として推すポイントは写真という媒体を上手く使っている。写真じゃないとストーリーが成立しないくらいちゃんと意味を感じます。
ストーリーとして少しスッキリし過ぎているところもありますが、この作品独特の透明感が所々感じられてます。
恋愛小説は結構読みますが、透明感みたいなものを感じれる作品は中々ないので。
僕もこういった、透明感が表現できたらいいんですが。
後半に入るにつれて話の色が変わっていき、涼しげで読みやすいというイメージ少しずつ、ストーリーに潜っていく感じもうまいと思います。
400頁の作品でしたが、疲れる事なく読むことが出来ました!
気になった事もそこに通じるんですが、読みやすさを重視したためかストーリーが丸すぎるといいますか、取り扱っているテーマの割に浅さを感じてしまいます。
個人的には、非常に惜しい作品、もう少しかなと思います。
それでも、言わせていただきます。素敵な作品をありがとう。
自己評価3.8点
読了難易度 下の中
漢字・言葉パート
・熾す(おこす)
・屏風(びょうぶ)
読めなかったな〜
・海抜(かいばつ)
1 平均海水面からの高さ。
・畏まる(かしこまる)
・根治(こんち)
・収斂(しゅうれん)
1 縮むこと。縮めること。収縮。
2(数学)収束
・深窓(しんそう)
1 屋敷内の奥の建物のへや。
やっぱり小説はどんなジャンルも面白いですが、僕としては恋愛小説がいいです。
厨二病?
その痛さが時には何にも変えられないものをくれる気がするので、僕はこれからもガンガン恋愛小説を読みます!
それでは!また!次回!