今夜、息子は生まれて初めて流れ星を見たよ(^^)
しかも2回も。
そのうち1回はオレも見た。二人同時に声を”アッ”って(^^)
雲がなくてコンディション最高だった。
話しを戻そう。
最初は作業内容と値段の説明を言葉少なにだった。
ここまでの作業内容だったら5000円、但し保証がつけられない。
ここまでやったら10000円。
作業には1週間かかる等。
こちらが聞きたいだろうことを簡潔に説明してくれたので
気持ちがよかったが
不必要な言葉が一切なかったので、はっきり言って
居心地が悪かったノダ。
ただ、もう1本、TIMEXの古いのが
調子が悪く2時位置付近で分針と秒針が重なると
ゼンマイの巻き量が少ないときなどは秒針が止まりやすくなる
症状があることを説明して、なんとかならないか相談したあたりから
じわじわと言葉が増えだしたのだ(^^;
いきなり、この時計は修理なんかするものじゃない。
当時はアメリカ製の1ダラー時計なんていわれて使い捨てのような
扱いだったこと。
修理をすることを前提につくられてないから分解するのに手間がかかること。
脱進機がピンレバーであること(本では読んでたけど言葉として聞くのは
初めてだった)などなど話しが続いた。
いきなり客の時計をそういう扱いをするのも失礼な話しだが
あまりにストレートだったので逆に気持ちが良かった。
主人はなぜかキズミ(拡大鏡だ)をメガネにセットしながらその1ダラー時計
を分解し始めた。
手を動かしながら、もう一方の時計(AGS)を個人的には欠陥時計だと
考えていることやその理由、メーカーの個人時計店への対応や部品の値上げが
現在はひどかったり部品の供給期間が短かったり、クオリティの低下がひどい
ことを力の入った言葉でオレに説明した。
気がつけば時計の修理が完了していて、料金はいらないと言う。
(もう一方の修理があるからこちらはサービスだという意味ネ)
なんやかんや言って直してくれたのだ(^^)
部品の原価表や、時計技術者講習会の参加費用のひどい値上げと
その割に講習内容が陳腐なこと、昔の日本のメーカーはスイス時計を
模倣してたので部品が共通して使えるという内緒話しや
逆に現在のクォーツは昔の機械式時計ほど部品が共通化されていないので
取り寄せにひどく手間取ることや、古い時計だとメーカーは修理を拒否
するから個人時計店でなんとか直そうとするけど部品が提供してもらえず
涙を飲むことなど
現在個人時計店が抱える時計に関する問題点なんかを
聞かせてくれた。
巻き真と言ってリューズに繋がる棒でゼンマイを巻く部品を、
70年代の機械式時計のもの、80年代のクォーツ、90年代のもの、
現在のものと並べて比べてくれた。恐ろしく細く貧弱になっていて
駆動力がトルクフルなゼンマイから微弱な電池に変わってきたとはいえ
部品を見るかぎり今のものは耐久性を考慮していないのは一目瞭然だった。
実際に良くそこが故障するのだそうだ。
モノづくりが昔のように客のためになっていなくて
利益追求だけになってるのだそうだ。
かなり年季の入ったブライトリングのナビタイマー(非売品)を
開けて機械を見せてくれた。古いクロノグラフだが美しくて芸術的な機械が
そこにはおさまってた。
神経を集中させて分解・清掃をしている最中に妻に
話しかけられ、喧嘩になって離婚しそうになったことなど
最後には人間らしい話まで飛び出して、最初店に入ったときとは
180℃印象が変わってしまっていた。
最後あたりに主人がオレに何故これだけ長話をしたかという
答えのようなセリフを吐いた。
実情をわかってくれる人を一人でも増やしていくのが
大切だと思っているのだそうだ。
このネット社会において、口伝で一人ずつだぜ。職人だと思わない?
だからオレはそれに少しでも報いるべくここへ。
国内メーカーS社の最高峰機種GS。
今のものは売ろうとして作ったもの。
以前のGSはいいものを追求して作ったものだから結果として売れたもの。
その違いは機械を見ればわかるのだそうだ。
しかも2回も。
そのうち1回はオレも見た。二人同時に声を”アッ”って(^^)
雲がなくてコンディション最高だった。
話しを戻そう。
最初は作業内容と値段の説明を言葉少なにだった。
ここまでの作業内容だったら5000円、但し保証がつけられない。
ここまでやったら10000円。
作業には1週間かかる等。
こちらが聞きたいだろうことを簡潔に説明してくれたので
気持ちがよかったが
不必要な言葉が一切なかったので、はっきり言って
居心地が悪かったノダ。
ただ、もう1本、TIMEXの古いのが
調子が悪く2時位置付近で分針と秒針が重なると
ゼンマイの巻き量が少ないときなどは秒針が止まりやすくなる
症状があることを説明して、なんとかならないか相談したあたりから
じわじわと言葉が増えだしたのだ(^^;
いきなり、この時計は修理なんかするものじゃない。
当時はアメリカ製の1ダラー時計なんていわれて使い捨てのような
扱いだったこと。
修理をすることを前提につくられてないから分解するのに手間がかかること。
脱進機がピンレバーであること(本では読んでたけど言葉として聞くのは
初めてだった)などなど話しが続いた。
いきなり客の時計をそういう扱いをするのも失礼な話しだが
あまりにストレートだったので逆に気持ちが良かった。
主人はなぜかキズミ(拡大鏡だ)をメガネにセットしながらその1ダラー時計
を分解し始めた。
手を動かしながら、もう一方の時計(AGS)を個人的には欠陥時計だと
考えていることやその理由、メーカーの個人時計店への対応や部品の値上げが
現在はひどかったり部品の供給期間が短かったり、クオリティの低下がひどい
ことを力の入った言葉でオレに説明した。
気がつけば時計の修理が完了していて、料金はいらないと言う。
(もう一方の修理があるからこちらはサービスだという意味ネ)
なんやかんや言って直してくれたのだ(^^)
部品の原価表や、時計技術者講習会の参加費用のひどい値上げと
その割に講習内容が陳腐なこと、昔の日本のメーカーはスイス時計を
模倣してたので部品が共通して使えるという内緒話しや
逆に現在のクォーツは昔の機械式時計ほど部品が共通化されていないので
取り寄せにひどく手間取ることや、古い時計だとメーカーは修理を拒否
するから個人時計店でなんとか直そうとするけど部品が提供してもらえず
涙を飲むことなど
現在個人時計店が抱える時計に関する問題点なんかを
聞かせてくれた。
巻き真と言ってリューズに繋がる棒でゼンマイを巻く部品を、
70年代の機械式時計のもの、80年代のクォーツ、90年代のもの、
現在のものと並べて比べてくれた。恐ろしく細く貧弱になっていて
駆動力がトルクフルなゼンマイから微弱な電池に変わってきたとはいえ
部品を見るかぎり今のものは耐久性を考慮していないのは一目瞭然だった。
実際に良くそこが故障するのだそうだ。
モノづくりが昔のように客のためになっていなくて
利益追求だけになってるのだそうだ。
かなり年季の入ったブライトリングのナビタイマー(非売品)を
開けて機械を見せてくれた。古いクロノグラフだが美しくて芸術的な機械が
そこにはおさまってた。
神経を集中させて分解・清掃をしている最中に妻に
話しかけられ、喧嘩になって離婚しそうになったことなど
最後には人間らしい話まで飛び出して、最初店に入ったときとは
180℃印象が変わってしまっていた。
最後あたりに主人がオレに何故これだけ長話をしたかという
答えのようなセリフを吐いた。
実情をわかってくれる人を一人でも増やしていくのが
大切だと思っているのだそうだ。
このネット社会において、口伝で一人ずつだぜ。職人だと思わない?
だからオレはそれに少しでも報いるべくここへ。
国内メーカーS社の最高峰機種GS。
今のものは売ろうとして作ったもの。
以前のGSはいいものを追求して作ったものだから結果として売れたもの。
その違いは機械を見ればわかるのだそうだ。