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翌朝。
テントを開けると、目の前は海。
最高のシチュエーションです。
時間はふんだんにあります。
ガリガリと豆を挽いて珈琲タイム。
夜は全然寒くなかったね。夏に寒くなかったっていう感想もどうかとおもいますが(笑)
キャンプ場が空いていて、テント間の距離が十分なので、とても快適です。
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珈琲を飲みながら、好きな野田さんの本でも読みます。
折角のオレの旅、誰にも気兼ねなくオレの好きなように時間を使いたいのです。
旅先で朝から読書なんて、贅沢以外の何物でもないです。
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何年振りかに読み直す本なので、内容も忘れかけてるのでそれがまた丁度いいです。
北海道のこの地で、52年前に野田さんが北海道を訪問した際の旅行文を読むのも、何かの縁かもしれません。
オイラが生まれる前の話だものなぁ~
今回は出発前にいくつかやりたいことがあって、その一つは旅のどこかでカヌーに乗りたいなぁと思ってました。
野田さんへの憧れからですね。
はてさて、乗れるでしょうかね?
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出発。
沼沿いのモーニングダート!(笑)
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道路からちょこっとだけ入らせてね。
モーニング牧草地!
どんより空もそっちのけで、テンションはかなり高いです。
やっぱり北海道の景色は非日常です。
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そしてとうとうやってきました。
道道950号線。
野付半島を貫く孤高の道です。
左右に海が見える特異な場所。
ここを走りたかったです。
ただ・・・想像より俗っぽかったです。工事だらけ、重機だらけ、半島全体が保護されてるとイメージしてましたが、
外側はひどいもんです。(写真では左側)
内側だけを見ながら進むことにしました~(^^;;;;
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湿原のような風景。
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海なのに、このサバンナ感(笑)
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そして、野付半島の見どころのひとつ、ナラワラ。
ミズナラが立ち枯れている風景。
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原因は地盤沈下による海水浸水とのこと。
極北の地でのこの風景は、かなりの最果て感を感じられます。
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今いる場所はここなんですよん。
この釣り針のような半島が野付半島です。
あぁ、テンション上がる。
こんな地形の場所を散策できるなんて。
あの、天橋立もなかなかの砂州ですが、ここは砂嘴です。
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そしてさらに奥。野付半島ネイチャーセンターがある場所から先は
徒歩のみの散策になります。
こういう道を片道30分歩くと、目的の見どころがみられるのだとか。
実は22年前の新婚旅行の際にこのネイチャーセンターまでは来てたんですが、
ここを歩くことはしなかったんです。若かったので、興味がなかったんですね~
ここまで来ておいてアホですね~
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とうとう来ました。
ここがトドワラ。
カラスが出迎えてくれます。
相当に不気味です。
野草の花が逆に悲しく見えるんです。
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最後の最後は地面を歩くことさえ許されません。
木の歩道を歩きます。
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ここがトドワラ。
トドマツの林が海水の浸水により枯れた果てた場所。
言うなればトドマツの墓場です。
とても廃で、日本人が好きなワビサビ感もあるこの場所。
荒涼としていて、やはり超非日常な場所と言えるでしょうね。
滅多にこれないですし、生涯で最後かもしれません。
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現在地はここ。
歩いたでしょう~(笑)
自然の営みによる地形の変化で、植物が息絶える風景ですから、
まさに地球の息吹を目の当たりにできる場所ですね。
普段人間は日常的に自分本位にいろんなものを破壊して暮らしてますから、それらとは一線を画するもので
自分たちの愚行を律しながらこの景色を受け止めないといけないですね。
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北の地の果て。
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その成分は植物です。
野付半島を満喫できました。
さぁ、内陸へ移動しますか。
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いよいよライダーの聖地と呼ばれる場所へ向かいます。
ただ舗装路でのアクセスではつまらないので、
ダートで向かうことにします。
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こんなダートは経験ないですが、
北海道スケールなんですね。わはは。
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そして遅ればせながらとうとうやってきました。
地平線が見渡せる開陽台。
ライダーの聖地。
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360度のこの景色。
なるほど、爽快感が半端じゃないですね~
スケールが大きすぎますわ~
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ならばと、ダート道とこの地を融合する撮影ポイントを探します。
こんなダートがありますね!!
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でた~
地平線を見ながら走るダート。
北海道でしかありえないでしょう!!!
この場所、わかるかなぁ~??
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開陽台満喫。
北19号線。
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北19号からのダート!!
ここへ入るライダーはオフローダーだけでしょうね。
あぁ、関西屈指の直線ダート、氷ノ山ストレートがここでは子ども扱いですわ。
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さらにさらに。
ダートの宝庫。
どんどん進んで、どんどん迷子になります。楽しい。楽しい。楽しい。
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そろそろ次のステージに進みますか。
滝の沢支線林道からの薫別林道だったでしょうか。もう写真がどれがどれだか(笑)
20km近くあったと思います。
この道で知床へ入ります。
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雨じゃないんです。
寒いんですわ~
カッパを着込みます。
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知床半島の東海岸線をどんどん北上して、
昼飯処、まるみ食堂。
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この土地ならではのものでも食べると良かったんですが、
それ以上に、自分が食べたいものを注文。
ラーメンとチャーハン。わはは。
食べたいものが一番うまいものですからね。
間違いない。うなりました(笑)
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そしてとうとう羅臼に到着。
テトラはカモメで満席状態(笑)
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知床半島を見渡せる展望台に登るも真っ白(^^;;;;
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羅臼の道の駅で、これでもかというほどの海鮮を家に送ります。
わはは、驚くだろうなぁ、あの巨大魚(笑)
ついでにジンギスカンも送ります。
旅先ではとても大事な仕事(笑)
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いよいよ、濃霧の知床半島を横断です。
その名も知床横断道路。
あの奥の煙、霧じゃないんです。湯煙です。
さ、温泉入りますか!
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こんな道を渡って向かった先にそれはあります。
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無料露天温泉、熊の湯。
まさに野趣あふれる温泉。
お湯の温度は相当高く、それを平気な地元民が観光客が苦しむのを楽しむ風景が見れます。
我々はまさにダチョウ倶楽部(^^;;;;;;
押すなよ、押すなよ、絶対に押すなよ!!
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体がゆだって茹蛸状態です。
骨髄が沸騰してます。
それを待ってましたとばかりに、知床半島お約束の濃霧が迎えてくれます。
霧ですが、走っているとどしゃぶりの雨に降られたようにびしょびしょになります。
1m先も見えないほどにどんどん霧が濃くなってきました。
知床半島にしてやられます。
試される大地、いてこまされました~。。。。。
これもいい経験です。
これで知床の霧には気をつけろよ、とうそぶくこともできそうです。
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命からがらウトロに到着です。
知床半島恐るべし。
ふ~死ぬかと思った(笑)
国設知床野営場です。
テントの上でカッパを乾かしながら、
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生きてることに乾杯!!!
良し、めでたい。今日はジンギスカンで行こう!
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ラムの香り。
くせになるね~
ビールが進みます。
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ちょっと遅かったか~
知床半島からの夕日。
あ~いろいろあったけど、すごく濃くて楽しい一日だった。
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さんざん飲んで、さんざん食って、
落ち着いたので、温泉に行くことに。
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わははは、源泉かけ流しの露天風呂でこの写真を撮るのにあこがれてました~
そういえば露天風呂は今日2回目ですね。
温泉天国、北海道。
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風呂上りにさらにまた飲んで。
テントに入ったら1分で爆睡してしまいました。
おい!焚き火するんじゃないのかよっ(笑)
#ちなみに国設知床野営場は焚き火はできないそうです。うらら~
いえいえ、自然がそのまま残るところと
先人が頑張って開拓したと感じられるところがとても印象的。
次の北海道は、こういうとこを巡ってみたい。
道道って、当たり前だけど、号数が多いですよね。
4桁道道を走ることになり、1000越えなんて今までの人生でありえなくて、ビックリしたのを思い出しました。
天気に左右されますが、北海道の自然は
圧倒的で感動できますね。
野付半島は逆に曇天が似合う気もしましたよ。
4桁道道ありますね~
9000番台もありました!わはは
そこはスルーして後半のダートは良さげですね~(^o^) 次回の参考にメモメモ
夏の北海道が寒い!なんてのは経験者しかわかりませんよね!野趣あふれる温泉は入りに行かねば次回!
知床半島入口付近にダートがあって
なかなかでした。
温泉はもう最高ですね。
近くにあんなのがあったらもう
ただのお湯のお風呂には入らなく
なりそうです。