追記:なんか昨日から何件かこの記事にアクセスが。どっかで再放送があったんだろうか?ところで↓の投稿をした時に「書き忘れたなぁ〜」と思ってたことがあったんでついで書いておこう!
映画自体は(特に雰囲気が)好きなんですけど
「これは・・ちょっとなぁ」
と言うポイントがいくつかあってその中でもデカいのがサイオニクス戦士たち、特にタオに顕著だと思うんだけど飛行時に
「ピュルルルルル〜」
って「うる星やつら」のラムちゃんみたいな効果音がつくんですよね。これだけはマジで気が抜けるからやめて欲しかったわ〜。
ところでうる星やつらのラムちゃん飛行音は最高なのですがリメイクでも流用されるんですかねぇ
追記、以上です
Cametan42さんの角川ネタに反応させていただいて(^o^)
幻魔大戦!懐かしいですねぇ・・近所の友達H君(PC6001プログラミングでリストを朗読させられてた人)も一緒に、うちの父親に大阪梅田まで観に連れて行ってもらいました。あれは1983年の3月25日金曜日だったと思います。なぜなら、午後から車で出かけて帰りには「じゃりン子チエの最終回に間に合わへん!」と父親に泣きついていたからです。そもそも我が家では「事前に上映時間を調べる」という事をする習慣がなかったので(当時の映画館は入れ替え制では無かったのもあり)、平気で途中入館、結局2周目も最後まで見る!というのをやってたせいなんですよね。
さて、本編ですが・・当時小学生の僕らにはただただ「なんかすごい!気がする!最後は納得いかんけど!」と雰囲気に当てられて体温上がってる感じでした。子供ながらに「幻魔の地球壊滅作戦担当って3人しかおらんのかい」とか「タオの声の人下手すぎとちゃうか?」とは思ってましたけど、とにかく雰囲気!それに滅多に連れてきてもらえない映画で「おもんない」とは言えない忖度があったんでしょうかね。
ただ・・雰囲気は本当にすごく良いんですよね!
公開年度が1983年って事で・・当時は今のように見たいアニメがいつでも見れるってわけにはいきませんからオタク的性質を持つ者には特に
「今、見ておかねば次にいつ見れるか分からない」
「今、手に入れておかねばもう手に入らないかも知れない」
と言う恐怖がすごくあったと思うんですよね。
冒頭で出てくる謎の占い師風キャラクター。これが誰もいない深夜のビル街を幻魔の到来を予知しながら踊り狂うというシーンがOPになってて、うまいこと状況の説明にもなってるんですよね
時計の秒針が出すような単調な音が流れ続けて人類の終末が迫ってる感じを演出しつつ堂々のクレジット
邪悪な空模様をバックに林立する高層ビルの引き画面になって・・不吉な雰囲気を切り裂くように光がより集まり・・・
ドーン!タイトル!はっきり言って、このタイトルが出るところまでで映画代1800円中、1000円の値打ちがあるでしょう!謎の占い師のシーンは近年「喧嘩稼業」でパロディやってましたね。誰が笑うねんw
幻魔大戦と言えばキャラクターデザインがあの、大友克洋!ま、当時は「誰やねん」って感じなんですけど、それまでに無かったですよ
こんな顔したヒロインw いやまあ、この画像は悪意のあるチョイスですが。けど間違いなく、それまでのアニメには無いリアリティらしきものが確かにあったかと。やっぱり荒唐無稽な話ですからリアリティのある造形が求められますもんねぇ
そこからなんだかんだあって超能力に目覚める主人公。かなりスピーディに進んでるはずなんですけど、何回も見返す時には飛ばしてしまいますねぇ・・ただ、このポカリの缶を蹴ったら暗闇からサイボーグ戦士ベガが出てくるシーンはいい感じ。後に「プロジェクトA子」でカーネルおじさんが出てくるパロディがあるんですけど、大笑いしました。
主人公の覚醒と時を同じくしていよいよ幻魔一族が地球に降り立ちます。固有の姿を持たない彼らは「モノ」に憑依することで実態(?)を表すワケですが・・ここらへん、どんなクリーチャーを考えても人類の想像力には限界がありますから、うまい設定ですよね(クトゥルフ神話も工夫してるけど映像化すると結局タコとか羽とか星型とかありきたりなものになってしまいますからなぁ)。
主人公の元彼女。ちなみに主人公の声は古谷徹さん、そしてこのジュンコは「ララァ」役の潘恵子さんです。で、この時点ですでに幻魔に取り憑かれているのです。幻魔の名は「ザンビ」、演じるのは永井一郎さんなんですが・・・
「そんなにアタイの臭いが嫌いなの?」から始まる演技がすごい!21世紀に入ったあたりからは、かなりフガフガになってて悲しかったけどアブラの乗り切ったこの時期の演技は本当にキレッキレです。
またなんだかんだ(※)あって、残りのサイオニクス戦士もやってくる。一人ぼっちになってしまった主人公がかなり悲惨だったので、何も言わずにフラリと現れたこの女の子「タオ」の登場は心強かった・・ただ声がね・・(原田知世)。
※中盤のクライマックスであるニューヨーク決戦がはっきり言って一番面白いので自分で見てどうぞ
そしていよいよラスボス、みんな大好き「カフー」先生登場。声は穂積隆信さんがやってるんですけど、控えめに言って最高です。一時我が家では僕と弟とでこのカフー先生のモノマネが流行してまして今でもバイクの運転中に
「地震(じっッしんん)だッ!それもとてつもなくデッカイ奴だッ!フォフォフォフォフォ」ってのをやってます。
決戦の地、富士山にてマグマの中を歩いてやってくるカフー先生。この遠くから早足で短距離ワープしつつやってくるのがイイんですよねぇ!マグマの動きも「アニメって良いなぁ」と思わせてくれる気持ちよさ。これは実写でもCGでも無理だろうなぁ〜
そういうわけで後は仲間が揃って最終決戦。まあ、これは・・・恒星系そのものを簡単に消し去るほどの力を持つはずの幻魔がマグマのエネルギーを借りてようやく数百メートルからせいぜい数キロの実体しか持てないのかよ!とか。地球壊滅作戦の人員3人(?)とかw。まあ・・それは言わない約束かな・・。
3人って言っても、大災害シーンやベガの故郷での戦闘でも出てくる妖精みたいな線画だけのシルエットがあるんですが、あれが一族の戦闘員でザンビとザメディは幹部、カフー先生は大幹部って事ですかね。
侵略の規模小さすぎるってのは、そもそも彼らは実体を持たない負の思念体なので恒星系の知的存在の「心を折る」事で「成長」へと向かう宇宙本来の性質を逆ベクトルへと捻じ曲げて、存在そのものを「無かったこと」へと還元する事で成し遂げてる・・と解釈しておいてやるか!
では最後にヒロインのルナ王女の一番整った顔(個人の感想です)の一枚。さて、このルナ王女の声は小山茉美さんです。当時は主人公「丈(ジョウ)」の古谷徹さんとご夫婦だったわけですが・・
超能力!古谷徹!小山茉美!と来れば・・あれがありましたね「アンドロメダストーリーズ」
次回はアンドロメダストーリーズの思い出を・・