見出し画像

星田オステオパシー

ミステリーゾーン視聴日記

とうとうミステリーゾーン全話の録画が完了した!ということで見ていきます

2023/03/31
001「そこには誰もいなかった」:オチとしては軍の感覚遮断実験なんだけど、脳の見せる幻覚について、今では許されれないような人体実験で「いかにもやってそう」と言うリアル感がモノクロの画面と相まっていい感じ

002「死神につかれた男」:死神のキャラクターが身なりをきっちり整えたスーツ姿のジェントルマンってのが良い。主役の声をアテてる滝口順平さんがドハマり役なのもいい感じ

003「運という名の男」:うぉっ!笑うせぇるすまんの元ネタこれか!?怪しいアイテムを馬車で売り歩く黒ずくめの巡回雑貨商。これは何回も登場しそうだなぁ・・声も清川元夢でいい感じ。声が全然変わってないのがすごい・・

004☆「スクリーンの中に消えた女」:オチとしては映画版のシャイニングだけど、この老いて美貌を失っていく映画女優ってのは鉄板の設定ですね。コロンボでも女優が老いて(しかもボケてる)話が一番好き。どっちも周りの男が一途なのが泣けるんよ

005「過去を求めて」:過去に迷い込んで自分に出会う話。ま、特に言うことナシ

006「良心を売った男」:悪魔との契約で不死を手に入れた男だが・・うーん、折角面白そうなのに最後のオチまでの流れが急過ぎる。1時間枠だったら面白かったかも。

007☆「星に流された男」:たった一人辺境の惑星への流刑に処された男。こっそりとあてがわれた女性型アンドロイドと親密になるが、急遽恩赦で解放される事に。だがロケットに乗れるのは1名のみ、どうする?って話。アンドロイドを置いていくのに頑強に抵抗する男だったけど、隊員が放った銃弾でアンドロイドの顔がふっとび機械が丸出しになると途端に醒めて大人しく搭乗。見てるこっちも顔が無くなった瞬間、同様に感情移入が失せてしまうのが恐ろしい。顔って大事なんだなぁ・・

008☆☆☆「廃墟」:うおお!これぞ理想のミステリーゾーンって感じ!フリとオチが完璧に決まってて、オチが読めるのにしっかりとゾッとさせてくれる絶望感が素晴らしい!

2023/04/03

009「悪夢」:夢で死んだら現実でも死んじゃった、というお話。面白くないなぁ。悪夢の部隊が遊園地ってのはいい感じかな・・

010「審判の夜」☆☆☆:全編ミステリー仕立てで進んで思わず引き込まれる。オチは何でもありやん!って感じだけど恐ろしくもあってプラマイだとかなりプラス。何しろ主役の俳優(ネヘマイアー・パーソフって人)が良い!あんまりにも良いので経歴を調べたらエルラレム生まれのイスラエル人だという・・・ええっ!?その人にこの役をやらせる!?って言う驚き込みで☆1つ追加じゃい!

011「誰かが何処かで間違えた」:うーん、押井守が好きそうな話(知らんけど)。今となっては新しく無いけど、そんだけ良いネタなのでコスられてるんだろうな

012「彼に必要なもの」:セールスマンモノ(というジャンルがあるか知らんけど)。ジャンプの後ろのほうでコミックス2巻出るくらい載ってそう、あ、90年代のジャンプね。

013「顔を盗む男」:30分だからしょうがないけど詰め込み過ぎって感じかなぁ。オチは予想できる(人違いで殺される)からなぁ・・

2023/04/08

014「地球への脱出」☆☆☆:超大国の兵器研究所に勤める男が最終戦争勃発が48時間以内だと知らされて家族と共になんとか生き延びようと脱出計画を実行するのだが・・。エーッ!?これは盲点を突かれたと言うか・・ちょっと反則気味ではあるのだけど、確かに驚いた。うーむ・・

015「放たれた矢」:あまりも予想通りでどうしようもない

016「ヒッチハイカー」☆:主演女優が美人!やりたいことは分かるんだけど筋が通ってないのがなぁ・・

017「熱病」☆:ギャンブルもの。オチは全然読めるんだけど、やっぱりギャンブルものは面白い。主人公の頑固オヤジの演技も良いし何も出来ない奥さん女優との組み合わせもナイス。そして何より擬人化スロットマシンのあんまりにもチープな作りが逆に怖くて見入ってしまった

018「白い雲の果て」☆☆:第一次世界大戦の飛行機パイロットが40年後のアメリカ空軍基地に着陸。ハイハイ、子供の頃バミューダ・トライアングルの話なんかであったアレのパターンね・・と醒めて見てたのだが・・そこからの超展開にちょっと感心した。因果の混沌にちょっとクラっと来る。

019「死相」:第二次世界大戦中のフィリピン、なぜか死期が迫った人の顔が分かるようになってしまった兵士が・・。あんまりにもベタな展開にもう一捻りあるかも?と思ったらそのままだったというね・・

2023/04/16

020「平和の園」☆:時は未来、宇宙ロケットが事故の末に着陸した小惑星。そこには凍りついたように動かない1960年代の人々が・・
 話は無茶苦茶。だけど集団で時間停止AVも真っ青の演技をする人々に☆0.5つ、オチの管理者による「人間がいる限り争いは避けられないのですから・・」的な皮肉に☆0.5の合わせ技一本。

021「めぐりあい」:原題は「Mirror image」、そっちの方が良い、というかネタバレだけど。不思議なだけで面白くもなんともないお話。

022「疑惑」☆:ある通りに面した数家族が謎の停電と他の地域からの孤立を契機にどんどん疑心暗鬼に陥り殺し合うようになってしまうというお話。事件冒頭で少年が「宇宙人の侵略だよ!」と言う馬鹿らしい一言が後々大人を狂気に巻き込んでいくんだけど・・オチが「本当に宇宙人の仕業だった」というところでズコーッ!こんな手間ひまかけて20人程度に殺し合いをさせて、全米を支配する計画なのかw。普通に電気修理のオジサンが訪ねてきたら既に誰も生き残っていなかった・・って方が良くない?

2023/05/14

023「夢の中に消えた男」☆☆:うーん押井守チック!映画の役を本当の自分だと完全に思いこんでいる男が現実から映画の中への逃走に成功する・・という話なんだけど、これ逆かも知れないって風に作ってあるのがミソかな。ナカナカ良いですよこれは!

024「ウォルター・ジェームソン氏の生涯」☆:2000年間生き続ける不老の男のお話。30分番組なんでオチが唐突なんだけど普通にもっと長編で見たいと思いました。別に不死身でも病気に強いわけでもないので2000年無事だったというのがスゴいんですけどね(劇中でも「そういう人間もいるさ」とふんわりと誤魔化している)。2000年間生きてて記憶も全部残っているのに、何か発明したりとか莫大な財産を築いているとか「一切」してないのがリアルと言えばリアルかな

025「人間という名の動物」:火星に到着した宇宙飛行士が火星人(人間そのまま)とコンタクトを取った結果・・・?という話。当時火星には大気もあって生物が高度な進化を遂げていると一般的に思われていたって事!?と、そっちが興味深かったですな〜。まあ、オチは・・当時はすごく面白かったと思う。今ではコスられすぎて読めてしまうからなぁ

026「ある死刑囚」☆☆:1880年に縛り首にされた男が、死ぬ瞬間に現代のNYにある研究室のタイムマシンで召喚されてしまうという話。あらずじだけ聞くと「へいへい」って感じなんだけど、これが面白かった。確かに1880年代の西部から1960年台のNYへとやって来たら「そうなるよな」ってのが迫真のアクションで表現されてて思わず画面を見入ってしまう。そう、アクションがとにかくスゴいんですよ。ちょっとシリーズの他の回と比べても異常な迫力なので、これは何かあるんじゃないか?と思いました。別に調べたりしないけど・・

2023/06/05

027「奇蹟」☆☆:盛りを過ぎたボクサーが決死の思いで挑んだ試合。不運も重なって無様な負け試合に・・なるはずだったのが「神と奇蹟を信じる少年」の祈りによって結末は書き換えられ、KOされているのは相手の男に入れ替わっていた。帰宅したボクサーだが少年の祈りを信じられず「奇蹟などこの世に存在しない!」と怒鳴りつけた結果・・。まあ、夢オチみたいな感じになってやっぱりダウンしていたのは自分でした!となるんだけど、最後がとんでもなく切ないんですよ。こうやってみんな神も祈りも信じられなくなっていくんだなぁ・・と、ある意味超絶怖いホラーでした。

028「地獄に来た男」☆:よくあるパターンの話ではある。普通に面白い程度なんだけど・・なんか主役の声が気になる。クレジットを見ると・・え?井上和彦!?なんでこんなビッグが?しかも相手のおじさんは森功至だと!?わかりやすく言うとアッテンボローとミッターマイヤーだ。なんかこの話だけキャスティングが異常なんだよなぁ・・。

029「灰色の影」:当時はすごく新しかったと思うけど、現代からだと(面白すぎた故に)コスられまくった展開でちょっとね。記憶を無くした女に殺人者の警告を与える少女の正体は!?この一文だけで誰か分かりますもんね。

030「敗北者」:これも29と同じパターン・・なんだけど、80年代によくあった猛烈労働からの逃避みたいなお話で、アメリカは30年先を行ってたな、と。これが90年代には10年先って事になってたからキャッチアップは加速したんだな。となると、これは今や日本が追い越してる可能性が高いかもですね。来年くらいからアメコミの絵柄が
 90年代みたいになったらやだな

031「媚薬」:困りごとを解決してくれるアイテムを売ってくれる人物が現れて、最後ひどい目に会う。あまりにもパターンだなぁ

032「トランペットに憑かれた男」☆☆☆:うおー!面白い!というか感動的。特撮も地味にすごいんだけど、まずちょっと裏をかかれる展開があって「むう!」と唸ったあとに、え?そう来るの?という伏線回収で畳み掛けて最後はハッピーエンドって・・完璧じゃないか

033「ミスター・ビーバス」:まあ、痛快な話ではある。関係ないけど僕の好きな話 「アメリカ皇帝」を思い出してしまった。そっちは☆☆☆☆☆なので是非!ニコニコのゆっくりで良いのがあって、聞くたびに泣いてしまいます(感動で)。

034「マネキン」☆☆☆☆☆:うおおお!なんだよ最終回(第1シーズン)が近いからなのか畳み掛けてくるな!これは前知識も何も無しで是非見た方が良いねぇ!荒唐無稽なんだけどある意味で筋が通っている・・そう、それがミステリーゾーンなんだね!

035「鉄腕ケーシー」☆:お話はあんまりなんだけど、アメリカ人の「善意」ってのがにじみ出て来るのがね、良いんですなぁ。今はもうそんなもん無いのかも知れないだけに!

036「すべては彼の意のままに」☆☆☆☆:素晴らしい最終回!オチはメタ構造になってて・・いや、これも是非本編を見るべき。「え? あ・・そうだったのかも・・うひ〜!もしそうだったらスゲェな!」となったんじゃないかなぁ本放送を観てた人は。



  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「ごきげん」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事