今回は個人情報が中国政府・共産党に流出している懸念が噂される動画形
式のSNSであるTikTokが欧米規制で規制の対象になっており、この影響に
よって米中対立が加速してしまうのかを占ってみました。
単なる政治問題ではなく、偵察目的ともされる気球の問題もあって、米中
の関係は悪化している中で、来年の大統領選挙も影響しており、TikTokが
対立の材料となっている状況もあります。
さて、日本でも多くのユーザーが利用するTikTokの規制強化は米中対立を
更に加速させてしまうのかを占ってみました。
写真は鑑定の結果となります。
左側が
TikTokの置かれた状況、真ん中がTikTokを取り巻く周辺の環境状態、右側
が結果となります。
まずTikToknoの置かれた状況ですが、ダイスは火星を示しています。
火星は怒りや攻撃、強さや意思、体力や勇敢や短期といった意味があり、
勇気や情熱、率直な行動と自信を表すとされます。
欧米の規制によってTikTokは先日も米議会での公聴会も行われていますが
、情報が中国政府や共産党に流れていることを否定しています。
こうした状態をそのまま示しているように見えます。
TikTokから個人情報などが流出しているかはよくわかりませんが、現時点
では彼らのビジネスを考えれば否定せざるを得ません。
ただ、全ての情報が欲しいわけではないので、政府や企業などの公的機関
の情報入手が目的とすればTikTokからの情報吸い取りはあまり効果が高い
とも言えないので、こうした点からもTikTok側の発言は今の時点ではそれ
なりに精度はあるのではないかとも感じます。
次にTikTokを取り巻く周辺の環境状態ですが、ダイスは金牛宮を示してい
ます。
金牛宮は保守や頑固、実用や現実、物質的な幸福や美意識を意味し、穏や
かで堅実、安全や信頼を重視し、実利を求めるといったことを表すとされ
ます。
政治的な背景が冷戦構造化に向かっており、米中とも古い対立構造に向か
って進んでおり、そういった点では対立軸はTikTokに関係なく進んでいる
ことを示しており、TikTokの利用者もそうした背景とは別に動画コンテン
ツのビジネス・カジュアル両面からの発信・利用といった形での実用や現
実視点もあります。
TikTok自体は政治的な対立は望んでおらず、実利を優先したサービス提供
を考えており、そうした中では共産党の絶対支配下への隷属も良くないと
考えているようです。
動画自体はコンテンツとして重要なプロパガンダともなるので、いずれは
こうした方向性の中でTikTokの思惑通り進むかどうかは何とも言えません
が、現時点は危険とも言えず、安全とも言えずというのが実態に見えます。
次に結果ですが、ダイスは数字の1を示しています。
数字の1は表情や他人から見た姿を意味し、他者から見た人物像や他者との
関りや変化を表すとされます。
TikTok自体はかなり様々な要素がある中で、その時々で大きく影響を受けた
状況が続くことを示しています。
ある時は攻撃の対象とされ、情報の提供を強要されたり、情報の流出を疑わ
れ、ある時はその時々の人や風物の表情を捉えという形で、絶対的なコンテ
ンツとはならずも継続はしていくことになるでしょう。
コンテンツの特性を考えるとユーザーありきのコンテンツなので、動画の発
信によってどれだけの評価を受けられるかに焦点が集まる限りは政治的な影
響を受けにくいものなので、たまたま現時点が厳しい状況にあるだけのよう
にも感じます。
ただ、TikTok自身がバランス感を崩した場合にはこれは変わってきます。
TikTokの生き残る道は今の姿勢を守り切れるかどうかにかかっています。
中国共産党がどのような姿勢を見せるかがカギとなりますが、一番危険なの
は共産党にとってのリスク要因となるようなコンテンツとなることです。
欧米や日本なども含めて、中国共産党を刺激するような動画が溢れない限り
は何も動くことはなく、こうした動きが強まったり、共産党のプロパガンダ
の動画が増えた時はTikTokが自制できなくなったことを示します。
TikTokは見えない崖をバランスだけで凌いでいるだけなのでしょう。
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