たまに部屋の掃除をしていると思いがけないものが出てくることがあります。
以前にレポにしたSNOW PEAKのワッパーコンボもしかり。
その時に、こんなものも出てきました。
変なビデオではありませんよ。
正直、一瞬見つけて、「あっ」と思って無性に見たくなりました。
25年前の放送を録っておいたものですが、何度も何度も繰り返してみたので、内容はかなり鮮明に覚えています。
ただし、ビデオデッキがもう古くて、さらには15年くらい使ってないから映るかなとと思いつつ、やってみたら画像は悪いのですがなんとか映りました。
1996年4月に放送したNHKスペシャル厳冬の尾瀬です。
1995年から1996年にかけての冬は、10年ぶりの大雪で、尾瀬沼で積雪5mを越えました。
尾瀬沼にある長蔵小屋は、毎年小屋を守るために越冬をする小屋番がいるそうで、その特番でした。
その小屋番というのが谷川洋一さんと純子さん夫妻でした。
越冬するために、小屋での食材の野菜を1つずつ丁寧に新聞紙でくるんで、野菜も汗をかくそうでだから新聞紙で丁寧にくるんで床下で保存するなど、その知恵に驚いたものでした。
豪雪の中、凍らないように水場の確認にいく谷川さん、そしてダイヤモンドダストや太陽柱の映像、一番冷え込んだ朝は-35℃など、私にとって大変興味深い番組でした。
私には到底行くことのできない厳冬期の尾瀬、何度も何度も繰り返し見ていました。
私は、谷川洋一さんに1度だけお会いして少しだけ話、というか一言だけ会話をしています。
2002年秋の紅葉の時期に、御池から燧ケ岳に登って尾瀬沼に下り、長蔵小屋の前で食事をしていたときです。谷川さんが小屋から出てきたときに、1996年のNHKスペシャルを見ましたよと話しかけました。
その時、谷川さんとは、見てくれたんですねぐらいの会話だったと記憶しています。
その後、思い出すこともなかったんですけれど、
このビデオを見つけたことがきっかけで、谷川さんの今を調べてみたら‥、
なんと10年以上前にお亡くなりになられたということを知りました。
谷川洋一さんは尾瀬の写真をたくさん撮られています。
ホントに残念です。
心よりご冥福をお祈りいたします。
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