㈳日本ボランタリーチェーン協会で研修をいたしました
7月25日の今日は、経済産業省の外郭団体㈳日本ボランタリーチェーン協会にお招きをいただき、「ビジネスに活かすメンタルマネジメント」というテーマで研修をしてきました。
日ごろ流通業界でマーチャンダイザー、ホールセラーとして活躍している会社の社員さんが各社より集って流通の勉強をする会なのですが、その中で、少し毛色が違いますが、日頃のメンタルヘルス(心の健康)という観点から、どのように心の状態を健やかに管理していくかということについて実習を交えながらの研修となりました。
「とかく仲介に入る仕事は、間に挟まれる仕事だけに、心の葛藤が多いものです。ですから健全な仕事していくためには常日頃から、心や精神を健全なものにしていくやり方を知っておくことは、大変意義のある事です」とは事務局からのお話です。
確かに昨今は、過度のストレスでうつになってしまったり、心の状態を崩す方が増えているのも事実です。
そうした中にあって、私たちは常日頃からどういったことに意識を向けていけばいいのでしょう?
ここでお伝えしてきたことは、
①物事への取り組み と
②出来事への対応
ということについてです。
私たちは、毎日生きています。
生きているということは日々何かに取り組むと同時に、何かが起こっているわけです。
言うなれば、この何かに取り組む時と起こる出来事にどのように対応していくかということが、人生管理そのものになるわけです。
この入りと出を管理することが人生の極意とも言えるかもしれません。
入りの段階では、ベストな状態から取り組むという方法として、日々の「言葉づかい」そして日々の「リラクゼーション」という観点からお話をしました。
出の段階では、何が起こったとしても瞬時にその出来事の意味づけを、ポジティブ(肯定的・建設的)なものに変えてしまうリフレーミング(言い換え)の方法を体感してもらいました。
考えてみれば、生涯の中でそうした方法を教えてもらう機会というのは殆んどないのではないでしょうか?
日々のこうしたちょっとしたことで、私たちはストレスを軽減できるわけです。
こうしたことを、どんどんお伝えできる場があれば、救われる人も多いのではないかと思います。
活き活きと受講者どうしがダイアログ(対話)をしている姿が印象的でした。
時にはちょっと歩みをとめて、研修という時間の中で、自分と向かい合う時間をとることも殊更に大切なことではないでしょうか。
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