お友達のみきこさんが主催するセラピスト向けのワークショップに参加してきました。
その名も、
「太鼓打ち竜太郎による セラピストのための軸をつくるワーク」
和太鼓奏者の金子竜太郎さんがセラピスト向けにワークをする、というものです。
セラピストに? 太鼓?? って思うかもしれませんね。
和太鼓のイメージというと筋肉ムッキムキ男子が
血管浮かせて力強く逞しく打ちまくる―
的な感じでしょうか。
確か「ゆるみ打法」と表記されていたと思いますが、
この方はゆるめてたたく、という奏法を編み出し実践されている
和太鼓演奏家でいらっしゃいます。
また長年にわたり身体の鍛錬と同時に瞑想などによる心の鍛錬や
メディスンマン、シャーマン、チャネリング・マスターからも学びを得ている
という、いやはや、聞けば聞くほど興味深いお方です。
セラピストにとっても不自然な力みは施術はもちろんのこと
身体や意識の面にも「軸のズレ」を生じさせ、
自身のカラダとココロにも大きく影響していきます。
そういったものを竜太郎さんがこれまで学び体得されたものをもって
見つめなおそうではないか、というわけです。
私も十余年のセラピスト生活の中で、いま一度立ち止まって自身のカラダ、
そして内面と向き合う作業をしようとしてみると
どこかこわばっているような、ニュートラルの感覚にモヤがかかっているような
そんな感じがしていることに気づきました。
すると同時に肉体・内面の軸がどこにあるのか、実感することが難しくなります。
ちょうどそんな折、お友達から頂いたこのワークのお誘い。
これは必然だ
と思いました。
前置き長くなりましたが、そういうわけでドキドキわくわくしながらの参加と
あいなったわけであります。
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ワークはまず立った状態で目を閉じ、近い音、遠い音によーく耳を澄ませ
さらには宇宙へまでも意識をむけ、静かな心で「観察」することから始まりました。
シンプルな動きを通して脱力の状態を確認し、二人組でそれぞれの軸を探り確認し
さらに自身の力でなく重力とそれに反発する抗力を確かめ実感し…
と、説明を加えながら丁寧に進められていきます。
最後はベッドを用いて施術の動きをここで学んだことをいかしながら確認し実感する。
予定の時間を少しオーバーして終了したワークは実に充実したものでした。
脱力しているつもりでもしきれていなかったこと、
ここ、と思っていた身体の軸が数センチのズレをもっていたことが確認できたと同時に
それらが修正された自然な体勢と自ずと生まれる柔らかな動きで
セラピストとクライアントが一体となったトリートメントの実践が可能になることを
体感することができました。
なにか、長い年数をかけてたまってしまった角質をゴッソリはがした、
そんな感じです。あ、表現が美しくなくてごめんなさい(笑)
さてワークの後はみきこさんお手製の菜食ディナー
美しいでしょ
素材の味がしっかり生きている、目にも舌にも身体にも美味しいお食事でした。
食後はワークの感想などをシェアし、
最後にみんなで輪になって瞑想しワークは締めくくられました。
一緒に参加された皆さんも温かい素敵な方々でした
人間だけが不自然を感じることができる
という竜太郎さんの言葉が、私の中に大きく深く残っています。
もっと言っちゃうと、ちょっと泣きました。
不自然を感じ、もがくことを許されている私たち人間は
そのもとを探る過程とニュートラルの状態を改めて実感する喜びを得ることができる、
とてもとても幸せないきものなのですね。
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