【今日の 科学装置】
夏休みに某所で科学教室をする。
今年のお題は、防災ってか地震である。
ケイコさんとトミーさんと協議をして、どんなんやるか 内容を詰めているところだ。
一つは家屋の耐震モデルを使って実際に地震を起こしてみる実験。
ほかに3つほど案があるが、そのうち一つを作ってみた。
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水の浄化装置である。
用意するものは
ペットボトル、小石、砂、活性炭、綿、ガーゼ、そのほかはやってみて考えよう
走りながら考える、ってやつだ。
まずはペットボトルの底を切る。
実際には児童が切り口で手を切らないようにビニルテープで保護する。
次に飲み口にガーゼを輪ゴムで止める。
そしたらそこに内側から綿を詰める。後で中身がこぼれ落ちんようにだな。
小石を入れる。
小石の上に綿を敷く
次に活性炭を3センチ厚さに敷く
活性炭の入手方法はケイコさんが教えてくれた。
ホームセンターの金魚などの売り場にある。水の浄化装置用だ、まさしく!
活性炭の上に綿を敷く
その上に砂を入れる。
便宜上家にあった砂(上の図で黄土色の部分)を入れた。
粒度がそろっているので良くないかもと思いながら、楽な法になびいた。
以上を図でおさらいする。
さて、装置はできたので試運転だ。
我が家の猫の額から泥をコップに入れてきたぞ。
注いでみたけど・・・・失敗。
活性炭の粉がしばし下に落ちる。真っ黒い水が・・・
そりゃあそうだが、この経験もやってみないと分からないものである。
失敗は成功の基、とは誰れが言ったのか。エジソンか?アインシュタインか?湯川先生か?
しばらく水道の水を細く流しながら、活性炭を含んだ黒水が出なくなるのを待つ。
さあ、試合再開だ。
あれれ?
きれいな透き通った水が出てこない
上の写真向かって左が浄化後の水、右が浄化前の泥の水
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さて、あんたは砂漠を歩いてきて喉がカラカラ、どちらのコップを選ぶかなあ。
もちろんそのような究極状態では迷わず左の水だが、
平和な現在の日本では絶対に飲まないぞ。手だって洗いたくないぞ。
では
再び、浄化した水をこの装置に入れてみよう
どないかなあ。
結果
3回通したけど
これだ!
これでは児童の科学教室で参加者に作ってもらっていいものやらどうか。
うーん、再度考えてみよう。
ケイコさん、トミーさん、どないです?
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やるとしたら
プラコップ、泥水、それを配布する容器、ビニルテープ、雑巾、
必要である。