Every Little Thing「あたらしい日々/黄金の月」
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1. あたらしい日々(★9.5点)
(作詞:持田香織 作曲:吉木絵里子 編曲:中村康就&Every Little Thing)
喉の調子に関していろいろと言われてるELTだけれども、もうあまり心配する必要、ないかなぁ。
そう思わせてくれた楽曲です。
昨年末の「恋をしている」あたりからうすうす感じていたのですが、最近のもっちー、あたらしい発声方法(と書くと若干大げさかもしれないけど)を あみ出したような気がする。楽曲の系統としては「スイミー」「キラメキアワー」と似てるけれど、聞き比べてみるとこの曲でのボーカルは明らかに以前の透明感が少し戻ってきてる、と個人的には思うのですがどうでしょう。
テレビ出演の時も、最近のELTにしてはキーが高い割にはそれなりに安心して見ていられたし(笑)。少なくとも、「スイミー」の時のみたいに高音が伸ばしきれてないとか、そういうことは無くて安心。
今年の夏休みに、特ダネ!の朝のヒットスタジオに出演したときの「Time goes by」では、かなり物議を醸し出したようですが(声は悪くなかったけど、確かにサビの高音は出てなかった)、これは単純に朝だったので調子が悪かっただけか、もしくはバックがCDのカラオケ音源なので単にやる気が無かったのどちらかだと思います(笑
今の本気を出したもっちーの「Time goes by」は、今年の2月末に出演した「SONGS」で見れました。声の劣化をどうこう言う人はまず「SONGS」でのもっちーを見るべし。
特ダネ!の「Time goes by」⇒http://jp.youtube.com/watch?v=Bh8phrI-hsU
SONGSでの「Time goes by」⇒http://jp.youtube.com/watch?v=3Bfe-vG4INk
・・・いやしかし、いくらなんでも違いすぎじゃない?w
で、肝心の曲もELTらしいキャッチーで軽快なテンポの楽曲で、いつもと似たテイストといえばそうかもしれないけれど ここ最近では最高傑作かも。もう35枚目のシングルなのに、ここまでいい意味での"フレッシュさ"がある楽曲を作れるのって何気に凄いことかも、とも思った。もっちーはインタビューなどで「今後やりたいことや目標などは?」と聞かれるとほぼ100%の確率で「これからもいい作品を作っていきたいなと」という風に答えるのですが、そんな純粋でナチュラルな楽曲制作をしているELTらしい楽曲かな、とか個人的には思いまする。
ちなみに、作曲の吉木絵里子さんは以前ビーイングで竹井詩織里のベスト盤に入ってた新曲「Cherish you」(ちなみにこれ、かなりの良曲です)なんかを作曲してた人です。ビーイングやめてavexに移ったんですかね。
2. 黄金の月(★8点)
(作詞・作曲:持田香織 編曲:亀田誠治&Every Little Thing)
久しぶりのもっちー作曲の曲。
こちらは従来の発声方法というか、「jump」以降おなじみ(?)の発声方法と言えばいいのかな。あまり巻き舌っぽくはなってないので、その点は前より好印象だけど。両A面ってことでどうしても「あたらしい日々」と比べてしまうけれども、要するに昔の透明感を少し取り戻した発声方法と、そうじゃない発声方法と両方使えるようになった、ってことかなーと。
曲の方はもっちー作曲らしいアップテンポな楽曲で、両A面にしただけはあるかな、という感じ。久々にもっちー作曲の曲を聞いて改めて思ったんですが、もっちーの曲ってちょっと独特なんだけど、それがいい意味でクセになる、そんな感じがします。歌詞は応援ソング。「黄金の月」は金メダルを意味してるそうです。巧い表現だなぁ。「あたらしい日々」の陰に隠れてしまっている感がアリアリですが(iTunes配信ランキングでは「あたらしい日々」はTOP10に長いこと入ってるのに「黄金の月」は100位にすら居ないorz)、こっちもいい曲ですよ~。
ところで、ELTの公式ページ・・・発売から2週間近く経ちますけど、いつになったらMovie(いつもは新曲のCMが流れる所)が「coming soon...」じゃなくなるんでしょうw
私は世代的にZARDやELTを聴いて育ったようなもんなので、こういうニュースは嬉しいですよ。
ただ、休みにならないとCD買う時間が取れないので、週末が楽しみです。
僕も初めて見たときは驚きました。というか「Eriko Yoshiki」と英語でしか表記されてなかったので最初気づかなかったですしw
「Cherish you」、いいですよね。シングルで出してもおかしくなかった曲だと思います。ベスト以降、竹井さんの活動が滞ってるのが残念でしかたなくなってきちゃいます・・・。
ELTの方もとてもいい曲ですので、是非。
ホントに良い曲で、これだけのためにアルバム買っても損はなかったなって思います。
ELTの新曲も買ってみます!
というか、CDカラオケ音源で「Time goes by」(もしくは「fragile」)を過去のヒット曲として歌っているところは何回か見ましたが、ちゃんと歌えている所を見た記憶がまったく無いのですけど・・・w
SONGSの時もキーは下がってますが、転調してキーが元に戻る(?)所でもちゃんと歌えているので、やっぱりバックが生演奏じゃないとやる気でないんだろうか・・・とか思ったり(汗
特ダネの出演はなんでこうなっちゃったんでしょうねぇ。というか何故オファーが出たんだろうかという(笑)。DEEN、TRFでも朝のヒットスタジオとしてはなんだか浮いているラインアップだったのに・・・。
ライブはすべて把握してるわけではないですが、結構まちまちですね。というか、結構「Time goes by」披露しない時もあったりします。10周年記念ライブの時は、声は太くなっちゃってるし音程もキツい・・・って感じで歌ってる本人もなんだかつらそうでした(後のインタビューでも昔の曲をたくさんやったけど当時のようには歌えなかった、というような発言をしてました)。かと思えば、「commonplace」でのDVDはキー下げなしで普通に歌っていましたが、声の透明感は今の方が良いですし。最新ライブのDVDではどうなっているのか気になります・・・。
ELTの声は昔から言われてましたが、今回久々に話題が再燃しましたね。「SONGS」の方も初めて見ましたがこれは本気出したというか、今の声にあわせたアレンジ、キーに変わっているからうまくいっているのではないでしょうか。
DEENも同様に昔の曲は今の声にあわせてのキー下げ、アレンジ変更を行っています。特ダネの同じコーナーに出たときも確かキーは下げてアレンジも原曲には近いものの新しいものにしていました。ELTの場合、何故カラオケ原曲キーで出演OKを出してしまったのかが疑問です。ライブとかでは昔の曲のパフォーマンスってどうなんでしょうね?