ろぐろぐ音楽ブログ

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シングル感想。⇒水樹奈々「夢幻」

2009年11月08日 10時55分58秒 | 感想・レビュー(シングル)

いやー、なんだか僕の文章力の無さを実感させてくれるシングルです。
それだけ傑作ってことなんですけど・・・w

水樹奈々「夢幻」
公式サイト

1. 夢幻(★9.5点)
(作詞:水樹奈々 作曲:上松範康(Elements Garden) 編曲:藤田淳平(Elements Garden))
2. 天空のカナリア(★8.5点)
(作詞:Hibiki 作曲・編曲:加藤裕介)
3. Dear Dream(★8点)
(作詞・作曲:しほり 編曲:斎藤真也・IPEMOTO)
4. STORIES(★8点)
(作詞:神田怜鴎・斉田和典 作曲:サイトウヨシヒロ 編曲:古川貴浩)
※各タイトルをクリックするとYouTubeで試聴できます

水樹奈々、記念すべき20枚目のシングルは4曲入りのALL A-SIDEシングル。
・・・まぁでも今回は、タイアップ取ってきたからもう全曲A面でいいよね、このクオリティだし!w という感じで、「STARCAMP EP」と比べると楽曲自体のつながりは薄め(弦楽器を多用していたり、「夢幻」or「無限」というキーワードがあるという共通点はありますが)


とはいえ、やっぱり1曲1曲のレベルは相変わらず高いわー。


とにかくインパクト大なのはやっぱり1曲目の「夢幻」。
歌謡曲っぽくもあり、曲の世界観にグッと引き込まれる掴みの強い絶妙なメロディを作り出す上松さん、ピアノなどのクラシカルな質感を持ちつつもハードなギターが共存する見事なサウンドを作り出す藤田さん、そしてその曲を全力で歌い倒す水樹奈々。
なんていうかなぁ、もう完璧なコンビネーションですよ、これは。

特にこの曲では、水樹奈々の歌が一段と艶っぽくなっているのが大きい。アルバム「ULTIMATE DIAMOND」でも感じましたが、ここに来て本当に歌い方が巧くなったなぁ、と感心しきり。

水樹奈々自身がインタビューでよく語っているのですが、どうやらこの曲がOPになっているアニメは、"精神"の1期、"肉体"の2期、という構成になっているらしく・・・。
溢れんばかりの(純粋な)感情がこもっていた「深愛」(1期OP)から、相手を想う感情が溢れだして「良いコじゃいられな」くなった「夢幻」(2期OP)、といった感じでしょうか。
そんな曲に、水樹奈々の艶っぽい歌唱が見事にハマっています。

いやしかし、素晴らしいです。
ボーカルの表現力、歌唱力、艶っぽさ・・・。今作で思ったのは、水樹奈々は声優界の中森明菜的なポジションなのかな、と。本人の性格は真逆な気がするけども。今回、曲が歌謡曲チックなので余計にそう思う。もちろん、ものすごーく、大まかに例えると、という感じですが。
このどうでもいい例えを続けると、田村ゆかりが松田聖子で、平野綾が工藤静香、堀江由衣が中山美穂・・・になるかな?w 最後がちょっと苦しいなw


「天空のカナリア」はストリングスやティンパニを使用した、ファンタジックで壮大でありながらも、しっかりとリズム帯も主張するというアレンジが素晴らしいナンバー。テイルズシリーズのアニメ版主題歌なのですが、確かにそれっぽいファンタジーさと勇敢さが出ております。Hibikiさんの物語性の高い歌詞はこういう曲だとハマりまくりですね。今までありそうでなかった感じの曲。

「Dear Dream」はアルバムで「沈黙の果実」を作詞作曲した しほりさんが作詞作曲。「沈黙の果実」とはまた違った、キャッチーでハイテンポな明るいポップナンバー・・・ではあるのですが、何気にメロディー進行は一筋縄ではいかない感じになっていて、それが絶妙に耳に残る要素になっております。しかし、しほりさんは本当難しい曲を作るのがスキなのねw
しほりさんと水樹奈々のタッグ、もっと聞いてみたいなー。いろいろと可能性がありそうです。

「STORIES」は女子駅伝のテーマソング、ということで疾走感のある曲になるのかと思っていたら、ミディアムテンポで広がりのある爽やかソング。イメージとしては「そよ風に抱かれて...」をミディアムテンポにした感じ。なんというか、選手紹介VTRのBGMなんかに合ってそうな、そんな曲ですかね。濃い楽曲が3曲続いたので、最後にこういう曲があるとイイですね。


というわけで、さすが4曲A面だけある内容の濃いシングルになっています。

なので今回も大満足だし、しばらくはこの調子でいいと思うんですが・・・・そろそろ、アコースティックで静かな方向性の曲も聞いてみたいなーと思ったりもする。
まぁでも今は、全速力で駆け抜けていく時期なんだろうな。来年1月には早くもニューシングル「PHANTOM MINDS」のリリースが決定していますし、いったい何処まで駆け抜けていくのか。この目で見届けていきたいと思います。



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