VANITY,UVER,椎名へき,ガネクロ,愛,いきもの,黒薔薇保存,島谷の各レビュー。（長

前記事で買ったCDのなかから、気になったものをいくつかレビュー。わからん人にはわからんし興味ないレビューもあったりでごめさい。しかも長い。あ、いつものことですか。笑

VANITY VOX／VANITY（★７．５点）　　曲目リスト・試聴共にオフィHPでドゾ
このグループの存在を初めて知ったのはブックオフで買った98年のGIRLPOPって雑誌。で、なんか気になって試聴したらツボったので、探してたんですが中々見つからず・・・やっとゲット。

で。全体的に、リリース年的に考えても おそらくエイベックスがPAMELAHや大黒摩季を手本にしたんじゃないかなぁ。なんて思った。ポップス＋ギターロック風味の強いサウンド、適度に強気っぽい感情が見えてアップテンポもしっかり歌いこなすボーカル、歌詞もPAMELAHをより強気・勝ち気にした、男女関係のキョーレツな歌詞が多い。でも倖田來未みたいに下品ではない、というあたり、共通点たっぷり。
歌詞は彼氏にお金を貢いだりしてる（「BLIND LOVE」ね）PAMELAHに比べてすっげぇー強気だけど、感触が似てるんだなぁ。まぁPAMELAHは「ねぇ こんな私かわいいと思わない？」（from「Feel So Good」）なんて言いませんが。ちなみに作詞はボーカル本人ではなく、メンバーのひとりである男性です(!)。

特に「100メガトンの罪と嘘」がイイなぁ。ポップス＋ロック、キャッチーでインパクトあるサビメロ・・・って僕のツボそのまんまなんだもん。あとは「Feel So Good」「TIME LIMIT」も良いかな。でもPAMELAHと違ってアルバム全体としてはアップテンポ以外の曲がタイクツで、点数としてはそんなに高くなく。でも「100メガトンの罪と嘘」は本当にイイです、久しぶりに激ハマリした曲。タイトルも凄いしｗ

ちなみにこの後何故かシングル１枚だけ出してオシマイ、という大賀埜々と同じパターンを辿ることに・・・。と思ったら2004年にボーカル秋山実希がソロでアニソンシングル出してたみたいで、iTunesで偶然発見、買っちゃいました。作家陣は違うもののポップスロックで力強いボーカルも変わらず、出来は上々。最近は女優としての活動が多い？ようです。

BUGRIGHT／UVERworld（★８点）　　曲目リスト・試聴共にオフィHPでドゾ
シングルの時点でもなんとなく思ってたんですけど、曲調に幅が出ましたね。バラードやブラックミュージック的要素のある曲も入り、そういう意味で1stよりしっかりと成長してるんだなぁ、なんて思ったりして。「～流れ・空虚・THIS WORD～」「EMPTY96」とかのアップテンポも相変わらずちゃーんと出来が良いし（相変わらずタイトルセンスも不思議ね）、捨て曲ナシとは言わなくてもアルバム全体でこうちゃんと聞けるような構成になってる気がします。本当に発売中止になんなくて良かったなぁ。

ただ、やっぱり「勢い」って面では1stの方が良かったかなぁ。ま、勢いの止まらずにまっすぐ進むだけ、ってことは無いわけで、これはこれで正常進化、って言えると思います。非常にイイです。過去は振り返らずに未来を見据えて頑張って欲しいなぁ、って思います。男性ボーカルグループでここまでファンになったの初めて。TAKUYA∞カコイイ（爆

Rockin' for Love／椎名へきる（★９点）　　曲目リスト・試聴共にオフィHPでドゾ
なんとバラード無し！の勢いあるアルバム。そして「Produced by Naoto Kine」なのに木根さん作曲の曲がゼロ（笑）。
で、本当に作曲家陣がかなり変わっていて、林原めぐみでおなじみのたかはしごう氏の名前も。この作家陣変更が良い方向に働いたのか、今回のアルバム凄くイイ。特に真崎 修さんって方が作った「Starry Night!」「Again-腕の中で-」「Driving to Summer」、そして「HOWLING」がイイ。なぜかって言うと椎名へきるとしてはハードロック寄りなサウンドになってるから。今までもハードロックな曲はあったけど、アルバムの核になるような感じではなくて、こういう曲もあるよ、みたいな感じだった。だったけど今回はそういう曲がメインに出てきて、どれもいい曲だからビックリしたよ。最近、ライブの回数を重ねまくりついに300回公演を達成したんですが、そのライブでの勢いがイイ感じでCDにも反映されてきてるんじゃないかなーと感じました。ライブ行ってみようかなぁ。個人的にはカワイラシイ「ラブリタイム」が妙に耳に残って困ります（笑

椎名へきるの歌唱が気にならない人には、かなりイチオシなアルバムです。はい。 正直、売り上げも落ちてきてるし、明るい話題もないし・・・ってことであまり期待してなかったんですが、凄く良い意味で期待を裏切られました。快心の１作。

風とRAINBOW（★６．５点）　この手を伸ばせば（★７点）／GARNET CROW　　試聴はオフィHPでドゾ
んー。タイアップでO.Aの時はイマイチでも、製品版では見事な作品になってるガーネットマジックを期待したんだけど、それは起きなかったみたいだなぁ。感想はテレビ版でのこの記事でのとあまり変わらず。「風と～」は"ガーネットロック"、と中村由利本人が言ってますが、どうにも中途半端な出来になってる気がするぞ。元々、ガーネットってライブ向けじゃないしロック向けじゃないしなぁ。「この手を～」はガネクロでよくあるスケール大きめのバラード。個人的には退屈紙一重なんだよなぁ、ガーネットのこういうバラードって・・・。もし、メルヘヴンタイアップで楽曲製作に制限を受けているのならばいい加減やめて欲しいです。個人的にはC/Wの「廻り道」が一番良かった。この曲がイイと思われる方は意外と多いみたいで、「トリプルA面にすれば良かった」と中村さん本人も日記で語っております（笑）

CHU-LIP／大塚愛（★７点）　　試聴はオフィHPでドゾ
んー。どうも今回、ちょっとオフザケに走りすぎてないか？という気がしないでもないです。その割りにイマイチインパクトに欠けるし。「さくらんぼ」「SMILY」のようなはっちゃけ系楽曲だけど、こういう曲調で初のミディアムテンポ楽曲だからそう思うのかなぁ。今までのアップテンポはっちゃけ系だとノリノリ！になれるけど、今回のはいまいちノリきれない感じです。売り上げ的に見てもあまりウケがよろしくないようで。エイベックスの決算対策丸見えのベストアルバムといい、ちょっと今年の展開は不安です、大塚さん。

でもテレビでのパフォーマンスはさすがだな、と思いました。大塚さんって自分の見せ方をすごくよく解ってる人ですよね。あとカップリングも意外と○。

うるわしきひと（★９点）　青春のとびら（★７．５点）／いきものがかり　　試聴はオフィHPでドゾ
うわー。すごくポップ。ポップスの王道。キャッチーなサビメロもそうだし、譜割りの細かいABメロもそう。Mステで８年熟成させたって言ってましたが、確かに熟成させただけある曲です。そんな水野さんの作る曲に加え、山下さんのハーモニカ、吉岡さんのボーカル・・・etc.、いきものがかり’ｓポップスとして既に風格が漂うくらいにカンペキな楽曲。一足先に春ソング、って感じですが個人的には「SAKURA」を越えていきものがかりで一番スキな曲になりました。アルバム発売一ヶ月前のシングルでこんな曲もってこられちゃ、もうアルバムに期待するっきゃないでしょ！楽しみ楽しみ。

「青春のとびら」は、いかにも両A面２曲目って感じ。悪い意味じゃないですが。

飛べない天使／黒薔薇保存会（★７．５点）
花火／黒薔薇保存会（★８点）
堀江由衣率いるバンドのデビューシングル。どうやらレコード会社のスタッフとかがメンバーになってるらしい（笑）、いわゆる企画モノ？なのかな。
で、バンドなんでもちろんバンドサウンドなんですが、いつもアイドルポップスな堀江由衣のヘロヘロ歌声がバンドサウンドで聞けるってのは個人的にはけっこう新鮮。この２曲を買ったのは作曲：ユイエル（堀江由衣）ってのが理由で、一体どんな曲作るのか興味があったからなんだけど、これなら普通に堀江由衣名義で発売しても普通に問題なく売れそうなくらいイイ。やっぱりというか、なんというかですがアニメのオープニングでかかっても違和感なさそうなバンドサウンドポップス。ビジュアルは怖いけど（笑）曲は意外と普通にグーです。これはラジオ発信の企画で、アニメとは関係ないからか？あんまり売れなかったけど、堀江由衣が好きなら聞いて損はないと思います。

Dragonfly／島谷ひとみ（★６．５点）　　試聴はオフィHPでドゾ
島谷ひとみ、"garage rock"に挑戦！って触れ込みの今作。これはこれでそれなりにカッコイイし、島谷さんの歌唱もキマってるんだけど・・・。前作は原点回帰だったし、じゃぁcrossover終了なのか。と思えばアルバムではまたやってるみたいだし。なんかcrossoverがすっごい中途半端な状態になってるのが気になります。いっそのこと全曲crossoverで豪勢で豪華で豪快なアルバム作って欲しいんだけどなー。