作曲家・ピアニスト/平良伊津美の音楽エッセイ

新しい音楽の形を模索していきます。

らららクラシックより 続き

2020-05-26 09:46:33 | 音楽
「乙女の祈り」を作曲したのは、女性作曲家、テクラ・バダジェフスカ。

19世紀中ごろ

「乙女の祈り」世界初 ミリオンヒット!
第二次世界大戦中のポーランド

バダジェフスカは、22才で発表。内容は、聖母マリアの物語と言われている。この頃、市民の間でピアノが普及。リストやショパンに感化されて、ピアノのレッスンが大流行。そんな中、100万部の大ヒット、一世を風靡。ピアノは市民の女の子がいい結婚をするための必要な条件だった。そして、欧米で大ヒット、日本へも。

日本では、戦後高度成長期。憧れの曲となった。豊かな生活の象徴となった。

ポーランドの首都、ワルシャワ。現在のポーランドでは、バダジェフスカを知る人が少ない。音楽辞典には、彼女はアマチュアで、音楽の教育をあんまり受けていない、とひどいこと書かれ。

しかし、2011年 バダジェフスカを記念するコンサートが開かれ、2012年には、評伝「テクラ・バダジェフスカバラノフスキ」出版。

以前はバダジェフスカのお墓は、誰も花を手向けなかったが、今では、花で一杯になっているという。

ようやく、バダジェフスカが認められてきた。

♪乙女の祈り

https://www.youtube.com/watch?v=mD0A_p2QVrI

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