Wander-Loop 750 アンテナ
英国ワンダーワンド・アンテナ社製
Web上ではhttp://www.wonder-wand.co.uk/WonderWand/WW_Homepage.html
に紹介されています。
写真は神社の切り株の上にセットした時の写真です。
特徴は、
超小型7-50MHzループアンテナ
持ち歩きに大変便利 ― ズボンのポケットにも入る
接地やラジアルの必要はありません
最大10Wまでの仕様が可能 ― つまりFT-817ではフルパワーでも安心して使用できそうだ。
私はこれを$225.95(送料込み)で注文したが輸入時に立替消費税として¥1,780を運送業者に払って入手できた。
到着した梱包は外の箱を開けるとこんな感じで、驚くほど小さい箱でした。
早速持ち出して運用できそうかどうかを見てみることにした。なんと7-50MHzすべてのバンドでFT817内蔵のSRW表示ではHi-SWRの表示が消えることがわかりました。16MHz、21MHz、24MHzではSWRが1.1以下には下がりませんでした。ただし、“どこでもアンテナチュナー”やMFJ-902Bなどの小型チュナーなどを併用することで十分に追い込める程度でした。
内部が気になって開けてみました。よくあるアマチュア無線家の常として。
裏ブタを止めている2本のネジをとると、
非常にキレイにまとめられていました。
付属のワイヤーは銅線1mm径で1.8m長さでしたがこのワイヤーだけではかろうじて自立できますがすぐに曲がりそうで安定した運用には不向きだろと感じ、適当な補強を考えました。最初はFRP釣り竿の先端部を使ってやってみました。その際、先端部はゴム製のバンドで結ぶとして、本体をカメラの三脚に留められるように1/4”Wのねじを切ったL型アルミ金具で交錯しました。これで小型の三脚に取り付けることができるようになりました。
さらにハムフェアー初日に行った際に見つけたグローバルアンテナ研究所のブースでばね用帯鋼材を1000円で入手できたのでこの先端に圧着端子を付け、はんだ付けしてエレメントを作成してみました。
外で使用することを考えると、さすがにFRP製の釣り竿先端部では上部に支えることは難しそうなので4mm径のアルミ棒と6mm径(0.5mm厚)チューブを使って支え棒を作りました。エレメントに電気的に繫がっていることを心配し、先端部には厚めの両面テープで絶縁して輪ゴムで縛り付けるようにしました。これでかなりエレメントが安定しています。
先端をゴムで固定したところ
背面にアルミ棒固定用に一回り大きなπプロ固定した。
また。本体はL金具にインシュロックで固定している。
帯鋼のエレメントも持ち運ぶのに都合いいように手元にあったスパイラルチューブでまとめてみた。意外と持ち歩きには向いていると思う。
支えのアルミ棒は、長いので2本に切り出し、6mmのチューブを使って使用時に繋ぐようにしている。
i一昨日屋外で受信していたら18MHzバンドで北海道の恵庭市と長崎の局長さんがラグチューしているのを見つけ(いずれも59/59だった)声をかけようとしたしたが、両局ともに近くで雷の発生があったそうで、その後呼んでみたがつながることはありませんでした。初交信はしばらくお預けですがそのうちには交信の報告ができると思います。
なにせ小型でほとんどのHFバンドが簡単に出られるのでFT817でのちょっとした移動運用に使う組み合わせは抜群です。本来の設計はFT817の背面にあるM-コネクタに直付けするとのことでしたが無線機を斜めにしているので直付けすると当たってしまい、近くで人が動くだけでもSWRは変化しそうなので小型の三脚を使うことにしました。
参考までに添付されていた1ページの使い方の和訳を作成しておきました。
以上
Sep. 04, 2019
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