Cuパイプを使ったC-Loop #4の試作
以前何個か製作したC-Loopアンテナですが今回はすでに手元に残っていた材料を使って再現性の実験を試みました。使用材料はこれまでのアルミ板を使ったラジエターを銅パイプを使って製作しました。
今回は11.5pFのタイトバリコンが転がっていたのでうまく作れないかと構造を考えてみた。基本的にはこれまで製作したC-Loopアンテナと同じだがアクリル板で作るコンデンサをなくしてスマートな構造にしようと思いました。
材料は
Cuパイプ: 6.35mmOD 15cm長さで、(MIYAKO MCK500-61-6.35 x 0.8 x 1M)から切り出した。
Al平板 20mm x 57mm x 2mmt 一枚
BNC-P 一個
10mmスペーサー 一個
1mm径銅線約10㎝長さ
11.5pFタイト製トリマーコンデンサ 一個
ネジ・ビス3mm 7セット
圧着端子 3個 (トリマーとアースを接続するために使用)
内歯ワッシャ― 7枚(アルミ平板との接触部分に使用)
トリマーのライブ側は銅線で共通化し、さらに銅パイプで作ったエレメントの端部に圧着端子を介してねじ込んで製作した。
横からの写真です。
SWR最良点を探した後、NanoVNAを使って計測してみました。
SWR部分は
測定時のマーカーのデータです。
Cuリード線の曲げ方で若干の浮遊容量に変化が出るためにSmithチャートを見ながらの調整でした。アルミ平板で作ったコンデンサと比べてSWRの下がった範囲が狭いことがわかった。このコンデンサでは価格が高いわりにSWRの下がる領域が十分広くできないことがわかりました。1.5以下で400kHz程度でした。
コンデンサを平板で作った時のデータです。
コンデンサの違いによるだけなのか今後コンデンサを替えて実験してみようと思っています。このSWRが十分低い範囲がコンデンサを替えただけで狭くなってしまうのは何が直接的な原因なのかまだ理解できていません。解決法もわかりませんがまたわかってきたらブログに上げようと思います。
何か良いアイデアをお持ちの方、ご連絡ください。
2020Aug 11
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