この頃思うこと

私も時流に遅れまいとブログを書くことにしました。

CQ誌7月号のWARC&50MHzバンドアンテナ試作

2017-06-22 18:06:49 | その他のアンテナ

CQ誌7月号を手に取ってパラパラ見ていたらp104-p109に才OM(JS3CGH)が書かれた3バンドアンテナの提案がありました。

私もちょうど18MHz、24MHzと50MHzの3バンドアンテナを移動用に考えていたので飛びつきました。これらのバンドは通常は非常にのんびりしたバンドで、混信も少なくゆっくりと実験向きですがひとたびコンディションがよくなれば蜂の巣をつついたような混雑になります。この様変わりが好きでFT817(5W QRP)でよく移動運用していました。

文献に「ワイヤーアンテナ(CQ出版1993年)」とあったので早速読み返してみましたらWindom Antenna (ウインダムアンテナと読むと思いますが文献ではウインドムアンテナと紹介されていました。ここに出てくるインピーダンスの図を理解しようと2003年版を見たところこのWindom Antenna についてはこの方が詳しく書いてあり、づに理解の助けになりました。つまり、このづの縦軸は73-3600Ωのインピーダンスを対数目盛で表し、横軸を空中戦の長さとしてインピーダンスの分布を表したもので、今回のCQ誌の記事にあるアンテナを割くづし直すと、

 

 

のようになりました。

ここから必要なエレメントサイズを計算し、記事と見比べたところ短縮率95%程度で設計されていることが理解できましたので早速作成してみました。計算値では短縮率なしで L1=3.8m, L2=1.9m, L3=5.7m となります。

試作ではラジオパーツ・ジャパンで販売している高張力軽量繊維網込アンテナワイヤー RU 43m(特価3,850円)を使いましたがワイヤー系が細いので文献に比べ短縮率が96%程度のなりました。

L1=3.6m, L2=1.85m, L3=5.5mで 18.18MHz(SWR1.4), 24.483MHz (SWR1.25), 52.21MHz (SWR1.5)でした。3バンドを調整するのは頭が混乱しそうだったのでいったん調整を終了しました。実用上は手持のチュナーで、SWRは下げられましたのでこのまま使うことにしました。

延長コンデンサ(10pF)は1.5D2Vを10㎝で作り測定したところリード線も含めて10,2pFでした。

バランは大進無線の200W用4:1キット(KIT-DB-200H-V3)を使用しました。

 

早速今日18MHzが開いていたので函館の局とFT851(5W)で交信で来ました。

まずまずでした。


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