手元にあったFT891でFT8を設定してみようと思い立ち設定を始めたが無線機側の設定がほかの無線機とは異なるので問い合わせをしました。
後々のためにブログに上げておくことにしました。
FT891はUSBコネクタがあるにもかかわらずサウンドカードは内蔵していないために手元にあったSCU-17をサウンドカード代わりに使用しました。
Mini DIN 6P端子の加工ができる方なら、古いキーボードの接続ケーブルから加工しても作れます。FT891の背面にあるDATA端子から安価なサウンドカードを準備できればSCU-17は不要になります。ここではSCU-17を使用して、
のように接続します。ここまではほかの無線機との接続と変わりはありません。ヤエスの無線機では通常CAT制御用の端子があり、無線機のACCとSCU-17の間、およびDATAとSCU-17の間を専用ケーブルでそれぞれ接続し、PCとの間はUSBケーブル1本で接続完了ですが、FT891ではCAT接続にUSB1本だけでは音声データの入出力ができないようです。その為FT891からデーターケーブルで接続するSCU-17をサウンドカードとして使ています。
7MHzでの運用で気になったのは、DATAモードでもSSBでの運用でも自動的にLSBになってしまう事でした。
いろいろ調べてもわからなかったのでヤエスのカスタマーセンターに電話で問い合わせました。
回答は、
FT891での運用はSSBで運用する。
以下の設定を変更する。
メニューから
11-05 SSB Mic Select: MIC=> REAR
11-07 SSB BFO: AUTO => USB (これでSSBモードは全てUSBの固定される)
という事でした。
また、
5-06 CAT RATE: 4800bps =>38400bpsへ、CAT設定のポートは接続したときにデバイスマネージャーのリストに現れる2つの新たなCOMポートのうち、Enhancedと書かれているポートぽーとをソフトのCAT設定時に指定します。ちなみにCATを使用せずにRTS制御で行う場合は無線機名を”None”とし、”Standard”と書かれているもう一つのポート番号を使用します。この場合はPTT制御だけでソフトからのCAT制御(周波数の選択など)はできません。
後は接続後、ソフトで無線機の選択をFT891とし、シリアルポートのボーレートを設定した38400を選択します。
接続時にはこのようになるはずです。
送信時にはALCで入力レベルを監視できるようにして過大入力にならないように注意しましょう。写真は受信時なのでALCと表示されていてもバーグラフは9まで振っていますが、送信時は全く出てこないようにしています。
以上
2020Dec14
このままではSSBでは音声での交信時にいちいち多くの設定を変更する必要がありいろいろ見ていたら
https://plaza.rakuten.co.jp/mikio319/diary/202007280001/
このブログにDATAモードでの設定があったのでトライしてみたがうまくいった。設定は
8-12 DATA BFO: USB
8-9 DATA IN SELECT: REAR
とし、SSBでの設定をもとのAUTOに戻しておくことで無事に設定できたので、この方法を使うことにしました。
表示は”D-U”となっています。
以上追記 2020Dec 14
08-01 DATA MODE = OTHERS
08-03 OTHER DISP = 1500Hz
08-04 OTHER SHIFT = 1500Hz
の設定が必要だとのことです。
BFOのマイナス側にIF帯域ある必要ってなんだろ。どうしてデフォルトが0なのか謎。