正当なクレームは有効と言う話です。
僕は、AUの携帯電話を使っていて、「安心ケータイサポート」というのに加入しています(月額300円で通常使用上の故障は5年無料保証)。 今まで1年ほどの携帯電話が故障する事が結構あったので、今回2年縛り契約時に加入していたのでした。
この10月(2年縛りの22ヶ月目)、折りたたみのヒンジ部分がゆるゆるになってきたので、AUショップに修理を依頼したところ、「ヒンジ部分のゆるみもあるが、内部のメイン基板に湿気による腐食がある。恐らくゆるんだヒンジ部分から湿気が入ったのではないか。水濡れによる故障は安心ケータイサポートの対象外となるので修理は5000円程度の有償となる。また、ヒンジだけの修理は出来ない」と言われました。
僕は、それはおかしいと思い、以下の2点を力説しましたが、その場では何もくつがえりませんでした。
1)修理すべき箇所をAU側が判断するのはおかしい
その腐食によって、人体に影響するような重大な異常をきたすなら別ですが、今のところ完全に正常に動作していますし、そこは直してくれなくても良い、と何度も説明したのに、メイン基盤の腐食もセットでないと修理できないの一点張り。今回はヒンジのみ無償修理でメイン基板が壊れたら有償でお願いすると言っても全然とりあってもらえませんでした。
2)ヒンジのゆるみが全ての原因
AUの人の説明でも、「ゆるんだヒンジから湿気が入り・・・」という推測があったので、そもそもヒンジさえゆるまなければメイン基板の腐食もおきなかったのではないでしょうか。もちろんこの意見も即座に却下。
ショップの人も間に入って取り次ぎをしているだけなので、直接メーカー?の人と話すことができませんでしたから、上記を言い張られてしまうと埒があかず、その場は電話を切りました。
普通の人はここで諦めるのかもしれませんが、ここで僕のクレーマー魂に火がつきました。
まず消費者センターに電話。状況を連絡しましたが、法的な強制力はないし、似たような話は過去にもあったが携帯キャリア側の決定は覆らなかったという話しを聞き、頼らないことにしました。
次は、総務省に電話し、状況を報告。すると、こちらが何を求めているか瞬時にわかってくれて、効果が出るか分からないけどAUお客様センターに苦情(指導)してくれることを約束してくれました。さすが官僚!
そしてその日の内に、AUお客様センターより電話があり、今回は無償で修理してくれることに。
不景気なので、メーカーはなるべく損をしないよう、何も言わない人にはそれなりの対応をしてきますが(実際今回の問題は火災保険等の不払い問題と同様、詐欺に近いと思います)、くじけずに頑張れば、メーカー側の態度は変わってくると言うことを学習しました。
総務省の担当の方、ありがとう!!